東京都西東京市
一級建築士事務所 葵建築設計室

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TEL:042-461-0662
FAX:042-467-7271
年月が価値と魅力を増す建築。
共に建築を楽しみながら作品を造りあげましょう。



私は東京都西東京市で建築設計事務所を営んでおります。
今までネットも含め宣伝はしたことがありません。
個人住宅が多く在来木造建築が好きです。
木が使い込まれて深い色合いに変わり、ご家族同様育ってゆく様は嬉しいものです。
このブログをきっかけに少し知り合いができればと思い開設して見ました。
見栄やハッタリは嫌い、人と人との意気の合った建築を続けたいと思っております。



毎日の投稿は無理かと思いますので、気まぐれでの投稿となります。
内容も仕事とは関係の無いものが多くなるかも知れません。
建築が上手くゆくかゆかないかは、お互い話が合うか合わないかと言う事と同様に重要です。
話し(価値観)が合いそうだと感じましたらご遠慮なく投稿して下さい。
仕事の依頼を期待してのキャッチボールは致しませんのでご安心下さい。
何気ない会話の中から発展する方が自然だと思いますから。


子供が小さい頃活躍したJ37。
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他人の真似は嫌いですし真似をされたくもありません。
従って作品を公開する事は自分及び施主の情報に係ることですから
特定される恐れのある画像等は公開を避けています。
また、評判が良かったからといって同じデザインを使うことも殆どありません。
施主だけの一品製作になります。


2010.12.06 仕事で小金井公園を通り抜けました。
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打合せ等はなるべく施主のご自宅で行うことが多いです。
施主ご家族が一番安心して本音を話すことが出来る場所と考えるからです。
例えは悪いかと思いますが、
つらいであろう病人を医療施設まで足を運ばせて診察するより、
医者が自宅まで出向き安定した精神状態で診察するほうが病人の為なのではないでしょうか。
(病状にもよりますが)待合室で辛そうに待つ患者達を見てそう感じたのがきっかけです。
勿論、事務所に来訪を希望される場合は歓迎致します、何の持成しも出来ませんが。


1年がかりで造ったピックアップと1年がかりで再生した米軍トレーラーM416。
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2010.12.07
衆愚趣味的な流行の設計は致しません。
建売やハウスメーカーのように、建てたとたんに大型ゴミのようなものは大嫌い。
そんな物に飛びつく方々が哀れと言うか気の毒でなりません。
まあ、それなりの美意識しか持ち合わせていないのなら仕方の無いことでしょうが。
そういう業者(建築業者・不動産業者)からの営利主義的設計はお断りしております。
しかし良い建築を造る為施主と直接契約での依頼であれば協力は惜しみません。

目指すのは年月が経つほど愛着が増してくるような完成に向かう建築。
腕の良い職人の使い込んだ道具は愛情と歴史が育んだ迫力・貫禄が感じられます。
そんな建築を共に楽しんで頂きたいからです。


安直の大損
戦後、それまでの実直な建築を捨て「早い・安い・簡単」という三拍子揃った建築が今日もまだ続いている。
これで得をしたのは売り抜いた人達だけではないだろうか。
腕のいい職人は消え技術はすっかり廃れた。
はたして安物を買った人はどう思っているのだろうか。
まあ、それさえも気がついていない人達が殆どでしょうが。

自分の住まいを造るにあたり、設計事務所を選ぶのは素人としては
相当美意識を備え哲学をお持ちの方々だと思う。
私の運が良かったのか今まで出会った施主の殆どがそのように魅力的な方々でした。

その為には土地の調達・打合せ・金策・諸々の手続き・家族との意見調整などなど煩雑な事が山ほど立ちはだかります。
しかしそれらはただ煩わしいだけだろうか。
実はそこには人間が社会で生きて行くのに必要な経験が山ほど存在していると言うことです。
勿論それを遥かに上回る楽しさと充実感があるのだが。

ハンコ一つで本人は何もせずあっと言う間に家が出来る、って安直ですね。
この上ない楽しさや学びが沢山あるのに他人任せにしてしまうなんて・・勿体無い。
安直のかわりの大損にぜひ気がついて欲しいと思っています。


半屋外空間 2010.12.24

今でも田舎の一部には縁側のある建物が残っています。
ちょっと立ち寄って土足のまま気さくに対話できる快適な空間ですね。

最近の多くの住宅は、わざわざチャイムを押して玄関から上がらなければならず、何かしら用事でもない限り訪問しにくいものです。
危険な要素が多いせいかこのような外部からのアクセスを拒否するような作りがほとんどです。
外部から全く中の様子を伺い知ることができないので接触のきっかけがつかめません。

そのような住宅は屋外・半屋外の生活に対する配慮に欠けていると思いませんか。
近所の方々との軽いコミニケーション、日曜大工などの工作、
子供の教育に必要な様々な作業などの空間が全くありません。
まあ無理もありません、業者が売ってお金儲けする為だけの建物ですから。

しかし今の子供たちは道具を使って物を作る能力の無さには驚きます。
何とかしなければなりませんね。

話しを戻します、玄関に小さなベンチなど対話のスペースをセットするとか、
ウッドデッキをつけLDを含めたワンセット空間(屋根の無い居間)と考えると暮らしに大きな変化が生まれます。
私達はもう少し近隣の方々を受け入れる体勢をとった方がいいのではないでしょうか。
マンションのように近隣の付き合いが無い方が気楽と言う姿勢は
エゴですし社会的に良い結果は生まれないと思います。


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財産の維持保全 リフォーム 2010.12.26

言い難いことですが、世の中にはインチキな建物が多いです。
しかし補修の価値がある建物ならリフォームをお勧めします。
いやむしろリフォームに力を入れたいとも考えています。
20~30年で大型ゴミでは実に勿体無い話しですから。

私の住まいの周辺でも改築現場やリフォーム現場を良く目にしますが、
多くは建材が新しくなっただけで内容は元の建物と大して変わらないものが多く、ただゴミが新しくなっただけと言い切れる建物も数多くあります。
実に勿体無い話しであります。

某大手会社も新築○っくりさんなどと販売強化しております。
“一時”新築に見せたいだけならそれもひとつの考えですが、どうなんでしょう。
まあ、私から見たらカモられているとしか見えないものが多いです。
それから某TV番組も演出が過剰で鵜呑みにするのはどうでしょうか、素人騙しですね。

では建物が古いと言うのはそんなに悪いことでしょうか。
使える物を丁寧に使い続けると言うことは素晴らしいことだと思うのです。
またそんな使い方に耐えるいい建物を設計者と組んで造って頂きたいと思っています。

メーカーの宣伝をまともに信じるのは疑問です。
タイル張り風外壁をはじめナニナニ“風”ニセモノ製品・・ミジメですね。
色々な建築設備、果たして耐用年数は?供給部品は?費用は?・・危ういですね。
流行などに浮かれないよう堅実な本物を吟味して選択しましょう。


屋根 2011.1.10

近年までの建築で
屋根の美しさは日本建築が一番優れていると思います。

茅葺、檜皮葺、銅板葺、瓦葺・・・など繊細且つ安定感のあるプロポーションには
今更ながら先人の感性には驚くばかりです。

ところが現代は
一部の建築家の作品を除き惨憺たるものがあります。
はっきり言ってどうでもいいものばかりで、付いていればいいと言う程度。
住宅など狭い敷地で制限が多いですがもう少しでいいですから考えて欲しい。
町を歩いていても少しも楽しくありませんね。

遠くから見て美しい屋根、
それだけで訪ねるのにわくわくするような建築が好きです。

葬儀 2011.02.27
親の介護やら身内の不幸とやらで、
この2ヶ月間何が何だか分らないような時間が過ぎてしまいました。

葬儀に関しいろいろ考えさせられることが沢山ありました。
特にお香典については近隣・友人など過去にやり取りがある訳で、
本来ほぼ同額の香典が帰ってくるのがルールだと思います。
ところが大きく違っていたり、欠席するケースが何件かあったそうで、
多い分には好感度が上がるのでしょうが少ない場合は人物評価が大きく下落します。
金銭だけに
こんな場合は今後の付き合いに何らかの支障が出るのでしょうね。

葬儀を業者に委託すると莫大な金銭が必要です。
残された家族には悲しみと大きな負債がのしかかります。
通夜やお清めの席の飲食費は総費用の70%くらいだったそうで驚きます。
特に派手には感じなかったのですが、一人当たり¥15,000.が損益バランスだったようです。
生々しい話しですが、大赤字だったらしく考えさせられました。
葬儀の費用とお香典のバランスが取れればつまらない軋轢も減りそうな気がします。

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