狭小住宅|通り庭のある家

通りに面した一枚のスチール扉をくぐると中庭となる通り庭がある
間口1間、奥行4間半のこの中庭を仕切っている大きな壁は防火壁
この重々しさや高さを消すために、コンクリートに水平窓をつくる.

一枚の大きなスチール扉は、開け放たれると街路へとつながる中庭となり、扉を開閉することによりこの中庭の性格は変えることもできる.
狭小住宅に、いかに外部を内部に引込むかがポイントとなった.

中庭の奥が家の入り口で、ゆるやかな階段を上がると居間へとつながる
外部と内部の接点の白い壁は、中庭や街路空間とこの家をつなげている.

常に真新しい白には、日差しや影を落しさまざまに消える.
最小限の表現から豊かさや可能性のある空気感、場づくりに力を注ぎました.