2010年 7月の記事一覧
今年度のリフォーム工事に関る国や県の減税政策は目白押しです。
景気対策ということなのでしょうが・・政治が混迷を極めている今、
こんなに大盤ぶるまいしちゃって大丈夫??というくらいイロイロあります。
ますます赤字国債が増えるのは困る・・・と思いつつ、もらえるものはもらいたいし。
住宅エコポイントは最大30万円!の話は以前いたしました。
その他、確定申告時に最大20万円、所得税が減税されるというもの。
これまでは、ローンを組んだ時にのみ、また、新築の場合のみというものでしたが、
今年は、投資型(要は現金払い)でも減税OK。
リフォームの場合は、現金でされる方が圧倒的に多いので、嬉しい減税です。
その他、埼玉県では、エコキュートなどのエコ設備にも補助金が出ます。
エコ設備には、国からも別途補助金が出ますし・・。
今設計している大規模リフォームでは、何だかんだで約50万円の補助金がもらえそうです。
また、不景気の時は、工務店さんから出てくる見積金額もお安めです。
遊んでいるよりは、利益が低くても仕事が欲しい!ということですね、なるほど。
ということで、リフォームをお考えの方は、今がやり時。
ただ補助金は今年度末(来年3月)までの期限付きなので、
今からのスタートではもう間に合わないかもしれませんが・・・。
来年も同様の政策が続くかどうか・・・これだけ大赤字の国ですから。
本日はメールマガジン第44号の配信日です。
『家づくりのイロハ』の『カ』 家具工事・続編
先日、朝霞市の初雁木材社長の関根氏の話しを聞く機会があり・・
昭和30年代ころまでの日本の住宅は、ほぼ全てが木で作られていた↓
だから、「材木屋はまじめにやってさえいれば食いっぱぐれることはない」と言われて育ったそうです。
大雨で木のどぶ板が流されれば、仕事が来る。
台風で木の外壁やトイが傷めば、仕事になる。
表札やまな板が傷めば、削って!と頼まれる。
といった具合。それが、今の住宅はどうでしょう。
本当の木(無垢の木)を使われている部分はほとんどありません。
木のフローリングと言ってもそれは表面上だけ。一皮むけば合板ノリづけです。
和室の柱でさえ、張り物だったり、集成材だったり・・。
というわけで、材木屋の仕事が無くなっちゃった・・15年前。
そこからが関根社長の起死回生の物語でした。
木を使ってくれないなら、自らが木を使う工務店になろう、と。
地域一番!な工務店になって、そこに住む人のお役にたつ存在になること。
まずは存在を知ってもらうために様々な種まきをしていること。
私もまったく同じ思いです。
地域一番の設計者になろう。
特にリフォームの分野は、玉石混交の業者が多く
不必要な工事をさせられている高齢者世帯が多いのです。
そんな人たちのお助け役になりたい。
必要な工事を適正な価格で、そして、暮らしに付加価値をつけてお渡しするのが私の役目。
(ここからは心の叫びです!・笑)
時間をかけた丁寧な仕事では誰にも負けないつもり。
クレーム産業といわれる住宅業界で、これまでクレームになったことは一度もない。
ということは、ご縁のあったお施主さんにはほぼ100%満足してもらっている・・・
私に相談していただければ、必ずや良いリフォームができるのに・・・
何で、よくわからないリフォーム会社の営業に引っかかっちゃうのかな。
まずは私に相談してくれれば良いのに・・
さて、この心の叫びを一般の皆様にお伝えするにはどうしたら??
とにかく地域の人に存在を知ってもらう必要があります。
HONDAの創業者、本田宗一郎氏いはく
「町を歩いている人はすべて私のお客さん」 なるほど。
ではどうしたら?そのお客さんとつながれるのだろう。
そのヒントが、関根社長の話の中にありました。頑張ろう。
本日メールマガジン43号送信日です。
テーマは『家づくりのイロハ』の『カ』家具工事です。
先週の『土工事』に続き、基礎工事も中盤です↓
ここのところは、後で手直しがききませんので、チェックも厳しくなります。
一部、図面の読み違いがあり、その部分を指摘して直すように指示。
直した後の写真を提出するようにお願いして、帰途につきました。
往復の移動に4時間かかるのに対し、現場の検査は10分で終了。
現場監督は、「わざわざ来てもらわなくても写真撮影でもいいのでは?」と言いますが・・
やはり、来てはじめて気づくこともあるわけで・・ここでラクをしようとは思いません。
上棟後は、週一回の定例打ち合わせとなりますが、
打ち合わせの議題が無くても出かけていきます。
出かけてみれば、何かしら気づくことがあるんですよね・・不思議と。
P.S.
昨年より『住宅瑕疵担保保険』の加入が、工務店に義務付けられ、
保険会社からも専門の検査員が来るそうです。
そちらの対応は工務店さんに任せることにしました。
当然のことながら・・問題のあるはずもないので。
ある意味、二重のチェックがなされるので、安心といえば安心です。
本日はメールマガジン第42号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『ワ』和風モダン
今回は、軟弱地盤だったので、通常より一手間多い『杭工事』から始まり↓
続いて、基礎を作るために必要なところまで土を掘り、
土の底に砂利を敷き詰めて付き固める作業(地業と言います)↓
ここまでが、基礎コンクリートを打つ前に必要な『土工事』です。
基礎に鉄筋がちゃんと入っているか?は、一般の方々でも気にされますが、
この『土工事』を意識する方は少ないのでは?
鉄筋が十分に入っていて堅固な基礎であっても、
それを支える下の土がしっかり固まっていないと、本末転倒なんですよ。
だから、この工程の監理は神経質になります、後でやり直しがききませんので。
この後、防湿シートを敷き、捨てコンクリートを5センチほど打ちます。
この捨てコンクリートには鉄筋は入りません。
予算が無い時には打たないこともあります。(強度を保つ目的ではないので)
では、捨てコンクリート何のために打つの??
建物の配置を正確に出すため(これを墨出しと言います)や
基礎に入れる鉄筋が直に土に触れないようにする(直に触れるとサビの原因)ため等。
来週は、配筋検査に行く予定です。
この案件の地盤調査についての経緯はこちら。
新しく土地購入を考えている方は必見です。
日本建築出版社刊『イエマド プラス』夏号です。(p88~91)
女性のための住宅情報雑誌、というのがウリだそうです。480円。
『家族図書室のある家』を取材させて欲しいということで、依頼を受けました。
『家族図書室』って何??リビングでも無い、個室でも無い・・要は図書室です(笑)。
10年ほど前に第一号が誕生し、それ以来、そのコンセプトが人気で、
現在シリーズ8作となりました。今回掲載されたのが、まさにこの8作目です。
シリーズと言いましても、似て非なるものなのですが。
ただコンセプトだけはブレません。
散らかすのが仕事の子どもたちと楽しく暮らすしかけ=家族図書室
その秘策とは??答えはHPをご覧くださいね!!
「家族図書室のある家 Vol.3」
家族図書室の進化系?!「子ども溜まりのある家」
なんていうのも、覗いてみてください。共働きのイソガシ家族への応援歌満載です。
本日はメールマガジン第40号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『ル』