2011年 4月の記事一覧
そんな方から、「基礎にひびが入ってるが大丈夫でしょうか?」
との問い合わせがメールでありました。
ひびの写真も添付されていましたが、やはり写真だけでは判断が難しく・・・
幸い同じ埼玉県内の方からのご相談だったので、お宅にお伺いすることにしました。
住宅の基礎はコンクリートで作りますが・・・
コンクリート打ちっ放しのままで終わりにする場合もありますし(最近はこちらが主流)
『基礎モルタル補修』と言って、コンクリートの上に化粧のモルタルを塗る場合があります。
こちらのお宅の基礎は、このモルタル補修がされていました。
拝見したところ、ひびが入っているのはこのモルタルの部分だけで、
耐震性にかかわるコンクリートの部分には問題がなさそうです。
で、お客様の了解を得て、上のモルタル化粧の部分をたたいて剥がして見ました↓
モルタル部分のひびは広がってしまいましたが・・・
下のコンクリートの部分は何ら問題がありません(ヘアークラックさえ無し)。
ということで・・心配はまったくなし。とても安心されていました。
こういった相談の相談料は1時間5千円とさせていただいています(HP参照)。
お客さまにはとても喜んでもらえ・・おまけに、キッチンのリフォームの相談にまで発展。
いずれにしても、こんなところで身近にお役にたてるのは嬉しいかぎりです。
これも、以前自宅で基礎の補修をした経験が生きたかな、と自負しております。
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3年ほど前にリフォームで納品したシステムキッチンの扉の面材が
こんな風に剥がれてきてしまいました↓
シート張りの面材の場合、コーナー部分が巻き込みになっているので、
確かにこんな現象はあるのですが・・3年は早すぎますね。
お客さんによれば、1年くらいですぐ剥がれだしたとのこと。
我が家の洗面化粧台の扉もすこし剥がれかけていますが、
こんなにはひどくありませんし、剥がれだしたのは15年ほど経ってから。
キッチンは、油煙など、確かに面材には過酷な環境ではあると思いますが・・
まあ、それを見越しての製品なのですから、ちょっとね。
さっそく、キッチンメーカーの人に来てもらい原因究明と対処をお願いしました・・
ところが、その翌日、大震災。
このメーカーさんの主力工場が被害を受けたこともあり、
まだ、返事がもらえていません。
ちょっと、タイミング悪かったですね。
催促の電話をしてみようと思います。
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昨日やっと看板があがり、今日はその看板を照らす
照明器具の取り付けに立会いました ↓
どの方向から?どの高さから?
まあ、こんな感じで!と決めました。
実際に灯りも付けてみましたが・・・何せ昼間なのもので。
良い具合に文字を照らせているのかどうか・・少し心配です。
明日の夜、レセプションがあるので、その時に再度、確認することに。
首振りの角度や、首の長さは替えられる器具を選んでいるので、
微調整でうまい具合にいくでしょう・・・。
現場自体は約2週間の突貫工事でしたが・・
設計がスタートしてから、はや半年。
いよいよ来週末オープンです。
住宅と違って店舗は、繁盛してナンボ!なので、少しドキドキです。
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腕の良い左官職人と言えば・・・
漆喰(しっくい)壁をどれだけ、平滑にピチッと仕上げられるか?!
が、腕の見せどころなのですが・・
今回は、ラフに自然な感じで仕上げて!と注文。
均一に塗るより、結構センスが要求されるかも・・。
塗る前に、試し塗りをしてもらいました ↓
白いツブツブは、骨材(こつざい)。
大き目の骨材を用意してもらい、よりラフな趣が出るようにしました。
塗り壁の凹凸の大小により、照明を点灯したときの陰影が違ってくるので、
ちょっと緊張しますね。試し塗りはよかったけど、実際に塗ったらどうかな?
まさか施工中ずっと張り付いて、「あーでもない、こーでもない」
と小言を言うわけにはいきません。
なるべく設計者の意図を職人さんに言葉や塗りサンプルで伝え、
あとは職人さんの腕と感性を信じるしかありません。
以前、ちょっと自分で塗ってみるから・・・
と自ら試し塗りをしたことがありますが・・
イメージどおりには、塗ることができませんでした(汗)。
そこは餅は餅屋。
イメージを形にしてもらうには、職人さんに頼る他ありません。
そういう意味では、設計者と職人との連携は現場には欠かせません。
とかく職人さんは、設計者を嫌う?!ので(うるさいから?!)
そこは相手を上手にたてて、気持ちよく仕事をしてもらえるよう、
気を使っています。最後の仕上げでガッカリ!だけは避けたいので。
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設計した『やきとり&バー』の開店を間近に控え、鏡を2枚プレゼントしました。
予算が厳しく・・手洗いコーナーとトイレに鏡をつける余裕なし・・
でも鏡欲しいよね・・じゃあ、設計者からプレゼントしましょう!と自腹切りました(笑)。
デザイナー自らが選ぶ鏡ですから・・・空間に合った素敵なものをプレゼントしないと・・
実は結構プレッシャーなんですよ。
お金に糸目はつけなくちゃ!だし、貧乏事務所としては(笑)。
予算内でなかなかの鏡をゲットすることができました!
で、昨日その取り付けに現場にお伺い。
イギリスの田舎をイメージしたトイレ手前のお客様用手洗いコーナー ↓
もちろん!照明器具との相性を考えてのチョイスです。
こちらは、トイレの中。トイレ空間は、女性らしいやわらかい雰囲気にしました ↓
白系の淡い壁紙に合わせ、フランス風アンティーク?の鏡をチョイス。
手前の手洗いコーナーから扉一つ開けると異空間が出現!
というサプライズをねらった設計コンセプトです。
さてさて、開店後、お客さまからどういった評価がいただけるか・・
楽しみ半分、ドキドキ半分です。
女性目線から言うと、お店の良し悪しはトイレで決まる!言っても過言ではないですから。
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