2010年 8月の記事一覧
前回のブログの・・家電大型化の困った話の続きです・・・。
階段下のテレビの定位置に納まらないほど大型化してしまったテレビ。
我が家の新らしいテレビはどんな具合に納まったのでしょうか?!!
↑ はい、こんな感じになりまた。 前回の写真と比べてみてください。
階段下のテレビ置き場を全面的に隠しちゃいました、大型テレビで
このテレビの裏に収納があったとは誰も気がづかないかないように・・
それを隠せるテレビの大きさは60インチ以上限定!!ということで、
超大型のテレビが我が家にやってきました。ここまで大きいのは要らないんですけど。
元々使っていたテレビ置き場の下には、オーディオだのCDだの薬箱だの・・ありました。
まったく使えなくなってしまったので、それらを移動させ・・まあ、一日がかりでした。
そして何より大変だったのが、テレビと我が家の居間の雰囲気に合うテレビ台を探すこと。
住宅の設計者たるもの、みっともないしつらえはできませんからねぇ・・・。
期待以上に違和感なく新しいテレビが納まり、ホッとしているところです。
『家づくりに失敗しないために』メールマガジン第48号配信中!
家庭の中には、それはいろいろな家電がありますね・・しかも、年々大型化。
設計者的には、家電は脇役、なんとか全体として美しい空間を・・と願うわけですが。
15年前に新築した我が家↓ 今、大型テレビへの買い替えで大騒ぎです(笑)。
ご覧の通り階段下にテレビを入れ込み、すっきり暮らしていました、これまでは。
設計当時は、まあ、30インチ(巾75センチ)程度の大型が入れば良し・・と考えていましたが、
ここまでテレビが大型化するとは・・しかも液晶テレビは横長ですので、
75センチの巾におさまるテレビは、今手持ちのテレビより画面が小さくなる?!
さあ、どうしましょう?!
壁をくりぬいた部分が中途半端に見えるのは美しくないですし・・・
そこの壁だけリフォームしようか!という話しまで出る始末。
ひとつテレビだけに限らず、冷蔵庫も電子レンジも、パソコンもしかり。
15年前に比べると、電気製品の数は間違いなく増えています。
どこまで先読みして設計に反映するか・・。その塩梅がなかなか難しいところではあります。
さて我が家では、どうテレビ問題は解決したのでしょうか?!
その答えは来週をお楽しみに!
本日はメールマガジン第47号配信日です。
『家づくりのイロハ』の『レ』冷蔵庫
偶然にも、こちらも家電ネタです。
三省堂から出ている『家づくりのバイブル』という本です↓
2007年に、所属する女性建築技術者の会の仲間と書きました。
著作本は私の唯一の営業ツールですので(!)
先日、当事務所にご相談に来られた方にプレゼントしたところ、
「とてもわかりやすい。迷っていたことがすっきりした」
との暖かい講評をいただきました。
このブログでもこれまでイロイロ書いてきましたが、
家づくりは、本当に多面的です。
流行やメーカーのキャッチコピーについ流されがちですが・・
一過性の流行で一生ものの家を建てたら大変~。
自分たちの暮らしを見つめ直し、ピッタリフィットの家を作りましょう!
というのがコンセプトの本です。
一項目が簡潔に短くまとめられていますので、とても読みやすい本です。
是非、お手にとって参考になさってください。
何かのお役に立てれば幸いです。
本日メールマガジン第46号配信日
『家づくりのイロハ』の『タ』断熱材
『プレカット』という言葉、ご存知でしょうか。
構造材になる材木を山から切り出して製材したものを工場に運び、
柱や梁などを組み立てるために必要な、ホゾや穴をあけることを言います。
プレ=事前に カット=(木を)きざむ ということですね。
従来はどうだったかと言いますと・・・
製材が大工さんの下小屋に運ばれ、そこで大工さんみずからが
ホゾや穴を開けるという、手きざみでした。
この作業のために、大工さんは2週間くらい小屋にこもりっきりで加工作業。
その時間と手間を省くために、量産できるように、と
工場でプレカットがされるのが当たり前になってきました。
しかしながら・・手きざみにこだわる工務店や設計者もいます。
材木の癖をみながら、臨機応変に適材適所で加工するのだから・・と。
正直、私はどちらとも言えません・・・工務店さん任せ・・。
というのも、コスト的にはプレカットの方が安価ですので。
何が一番高いかといえば、人件費。
それが圧倒的にかからないのがプレカット。ほぼオートメーションですから。
強度が同じなら、やはりコストの安い方を選ぶことになります。
精度と言う面ではどうなのでしょうか・・。
宮大工のような腕の良い大工さんが刻むならともかく、
精度的にもプレカットの方が高い、という意見もあり・・。
プレカットか?手刻みか?という議論の前に、
使用する木材の質の方が重要なのでは??
というわけで、プレカット前の製材の質を確認するために工場に行ってきました↓
すでに使用する製材が仕分けされており、柱、梁、土台等の目視確認ができました。
節も少なく、なかなか良い状態です。これから、加工に入ります。
プレカットがますます隆盛になると、手刻みのできる大工さんがいなくなり・・
職人の技術が伝承できない・・というジレンマはありますね。
現場で、手刻みがゼロということはありえないので。
合理化と技術の継承・・なかなか難しい問題ではあります。
メールマガジン第45号配信中
『家づくりのイロハ』の『ヨ』 浴室の話