2011年 3月の記事一覧
2週間の突貫工事がほぼ終わり、
オリジナルのテーブルをセッティングしているところ ↓
お店の全体のイメージにあわせて、テーブルのデザインをしました。
このお店を経営する会社のコーポレートカラー・オレンジ色を
どこかに隠し味として入れたくて・・・こんな風にアレンジしてみました↓
テーブルの小口(こぐち)に、木の象嵌(ぞうがん)を埋め込み。
さりげなく?!目だってるかな~。お客さまは気が付いてくれるかな~。
内装工事は終了しましたが、外の看板が上がるのはまだ少し先。
看板が上がったら、また、ご案内します。
4月23日オープンの予定です@埼玉県・東松山駅前
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シリーズ『家づくりのイロハ』の『ひ』 引き戸
当ブログでも何度か工事の様子などをお伝えしましたが・・
先週3月10日の読売新聞・朝刊『くらし・家庭欄』で、設計した家が取り上げられました↓
(詳しい内容についてはHPを参照ください)
実は、設計者である私自身の住まいにも、同様のソーラーシステムを入れています。
基本、太陽熱という自然の恵みを利用するので光熱費はゼロ(晴天日のみ)。
ですから、LDKだけでなく、廊下やトイレ、洗面室など、
通常の床暖房では敷設することのない裏まわりにも床暖房できます。
これこそが、最大の魅力ですね。
家の中に温度差がほとんどありませんので、快適そのものです。
ですが、石油ストーブなどとちがって、汗をかくほど暖かいということはなく、
全体的に『寒くはない』暖かさ。
この違いをわかっていただくのがなかなか難しいところではあります。
お天気の悪い日は補助暖房をつけても、小寒いですしね。
ひざ掛けなどは必須です。
それでも、家の中に底冷えする場所がないというのは本当に快適です。
よそのお宅にお邪魔すると、『すぐ、自分の家に帰りたくなる!』と、皆さんおっしゃいます。
今回の大震災で電力が逼迫している時には、
こうした太陽熱による暖房は本当にありがたいですね・・
ですが、屋根面に集めた暖気を、床下に送るために少量ですが電気が必要で・・
停電の時には暖房できません・・。
今後は、この送風のための電気は、屋根上に太陽電池をつけてまかう、
完全なるパッシブソーラー(自然エネルギーによるシステム)を目指したいと思います。
今回の大震災で学習したことです。
これまでもこの手法は知っていたのですが、そこまで、と思っていたので。
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自然の脅威の前には、人はなすすべがありません。
今回の被害は津波によるものが過半で、
よく言われる建物の耐震性云々は、被害防止に役に立たなかったように思います。
これまでの大地震では、大きな揺れによって
木造住宅の柱が折れて倒壊(要するに耐震性不足)、
といった状況がみられましが、今回はまったく違います。
津波によって土台から上部を根こそぎ持っていかれています。
私の住む埼玉県では、停電が長く続きました。
電気がないと、本当に何もできない!改めて思い知らされました。
幸い我が家はガスコンロなので暖かい夕食をいただけましたが(ろうそくの灯で)
オール電化のご家庭では寒い思いをされたのではないでしょうか。
常々、エネルギー源を電気ひとつに絞っていいものか・・?
と案じながら設計していたので、まさに、そのような事態となってしまいました。
また、いったん停電になると、電化製品の再設定もやっかいですね。
最近の電化製品はほとんどが時計内蔵なので、その設定をしなければなりません。
我が家は『OMソーラー』なのですが、コントローラーが初期設定に戻ってしまい
うっかりして、「冬モード」にし忘れ・・少し寒い思いをしました。
再設定を普段することのない機器については、あせらず、ゆっくり
マニュアルをみながら再設定することをオススメします。
そんなわけで、便利な生活は災害に弱い・・言い古された言葉ですが。
とにかく今は、災害が最小限に抑えられることを願うのみです。
店舗相談の時には必ず、事前に、一消費者の気分でお店の廻りをウロツキます(苦笑)。
今回も約束の一時間ほど前に到着し、しばし、あたりをウロウロ。
事前のメール相談で、道からお店が見えづらいのが難点、との情報を得ていました。
それはどんな具合??とまずはチェック。店前の様子↓
シンボルツリーが良い感じです(のぼり旗がちと、邪魔ですが・汗)
今は冬なので葉が落ちていますが、新緑の頃はきっとキレイでしょう。
さて、いよいよご相談開始です。店主、開口一番「店前の木を切ろうと思うのですが。」
ええ??とっても良い感じなのに、何故??
店主「特に考えはないのですが・・店が通りから見えづらいかな、と思って」
私「お客さんは、この商店街を毎日通る常連さんばかりですよね?
外部からふらっと立ち寄る人はいないと思いますがどうですか?」
店主「確かにおっしゃるとおりです」
私「でしたら、店の存在が通りから見えづらい云々は考える必要はありませんね、
地元の人は皆、ここがどんなお店だか知り尽くしているわけですから。」
店主「それもそうですよね・・そういえば駅前の樹木が切られて、寂しい思いをしたことを思い出しました」
緑は人の気持ちを癒してくれます、これは万人に共通で間違いのないこと。
むしろ、シンボルツリーの存在が人を呼んでくれるでしょう。
お店の改装は、売り上げが落ち込んだり、先々が見えにくくなっている時に思い立つことも多いでしょう。
現状を何かしら変えれば(木を切れば?)何か、新たな展開が開けるように錯覚してしまうこともあるかもしれません。
半歩ひいて、今のお店の魅力的なところ、そうでないところを冷静に洗い出したいものです。
その後、店内のレイアウト等について、熱く語り合ったことは言うまでもありません。
お客さまの居心地の良さはどうか、店内の作業効率はどうか・・両者のバランスを考えることが何より大事。
住宅も店舗も同じ。まずは全体を俯瞰する目を持つこと。細部はそれから詰めればよいことです。
その順番を間違わないように。
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ちょっとわかりづらい映像ですが・・
白くアミアミに見えているもの、「寒冷沙」(かんれいしゃ)と言います。
塗り壁や塗装の壁の下地調整には欠かせない工程です。
厚みのあるビニルクロスと違って、塗り壁や塗装仕上げは、
じかに下地の凸凹を拾ってしまうので
こうした下地の調整が必要となるんですよ。
こうした下地調整にどれだけ汗をかくかで、仕上がりの良し悪しが決まってきます。
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