火器使用室の吸気口
既存施設の点検でよくあるのが厨房等(火器使用室)の吸気口を塞いでいる問題
建築基準法では火器使用室には換気扇と共に吸気口が義務付けられています
その位置も天井高さの半分以下の位置となっています
火力の大きい厨房等は吸気口も大きくなりますが埃が入り込むので
保健所が塞ぐよう指示を出し調理人は保健所には逆らえませんから塞ぎます
すると負圧で窓が開かなくなったり隙間風がビュービュー鳴ります
もちろん建築基準法違反です
新規の厨房の打合せで保健所に行ったので常々感じていた上記の問題をぶつけてみたところ
保健所の皆さんは当然ながら建築基準法は知りませんので苦笑い
さらに「もっと高い位置につきませんか...」天井高さの半分以下ですw
埃が入らない必要充分な換気口...フィルター付けるしかない?
というか今までダレも吸気口の件を保健所で言わなかったのか?
定期点検自体が行われていないのでしょうね
県でもまだ始まって6年程度ですから民間は...
住宅でもキッチンがガスの場合は吸気口があるはずです(古い家は無いかな?)
食器棚などで塞いじゃってませんか?
それ以前に寒いからと閉めちゃう方もいらっしゃるようです
火器使用室の吸気口はもちろん安全の為、24時間換気も健康の為です
24時間換気の吸気口にはフィルターがついてますよね
24時間換気は機密性の上がった現代の家の寿命を伸ばす上でも有効です
url wrote:
「給気口の高さは天井高の1/2以下…」
というのは自然換気の場合だと思います。
機械換気(24時間換気やレンジフード用)では設置高さの規定規則は無いはずです。