地面表層の地耐力が基礎の単位面積荷重より小さい場合

絶えられる層(支持層)まで杭を打ち基礎を支えるのが支持杭

支持層が深く届かない場合は土と杭との摩擦で支える摩擦杭

上記がいわゆる杭基礎で既製品を打込む杭から現場打ち(製作)まで



一方、地盤改良と呼ばれる工法は支持層が比較的浅く

杭を打つほどでもないが基礎届かないという時に

基礎の下に無筋のコンクリートを流すラップルコンクリートや

表層の地耐力がもうちょっとなんだけど...じゃぁ~固化材を混ぜて土質を改良など



古来は地面に刺しても腐りにくい松の木を打ち込んで締め固める松杭

丸の内の再開発ビルのCMでも紹介されてましたね、観ました?

表層を改良する地盤改良ですね

昔は軟弱地盤に建てる時はみんなコレでした



皆さん住宅を建設するときにどんな工法を使ったらいいのか?

ココを見ている人はきっとそんな悩みでたどり着いたのでしょうか

基礎形状や杭種・地盤改良の工法にはそれぞれ長所・短所がありますし

何が一番というのはありませんその土地によってベストは違います



筆者が自邸で使おうと思った工法を一つ紹介します

ハイスピード1
ハイスピード2

自邸をボーリング調査した結果、表層の地耐力はまぁまぁでした

近所の住宅はもちろん既存住宅も何もしないで建てています


しかしガレージハウスをS造で建てようという計画でしたので

木造のように荷重を柱の数で分散できません

柱は6本の計画ですから前荷重をその6箇所の基礎で負担します




ボーリングデータによると支持層は3m下にありました

基礎下端からだと2mほど下ですね

杭を打つほどではないのでラップルコンクリートを打つのが一般的でしょう




ここで普段からきれいごとを言っている手前安易にラップルで済ませたくない

というのも杭や地盤改良には少なからず環境負荷があります

固化材を混ぜる土質改良などはイメージしやすいでしょうが有害物質の流出も懸念されます




そんな懸念を払拭するのがハイスピードでした

結局、建物荷重が重くて使えませんでしたが木造住宅ならお勧めします

別に宣伝してもいくらも貰える訳ではないのですがねw




結局、自邸の基礎はどうしたか気になる人に

団信が通らず計画は変更し軽量な平屋のガレージのみとなりベタ基礎です

健康って大事ですねぇ~