2013年 7月の記事一覧
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<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の現場も来月の下旬には引き渡しです。
8月17、18日には現場見学会(詳しは近々のHP内<お知らせ>参照)も予定されています。
外壁の吹き付けも一両日で終わり、内部の塗装も半分ぐらいは終わり、内装のタイル工事、クロス工事も始まっています。
正直、見学会は薄氷を踏むスケジュールです。
早く足場を外した姿を見たいです。
建築家にとって、足場が外れた時ぐらいすがすがしい気分はありません。
外構、植栽も引っ越し後に完成させることとなりそうです。この家は植栽が整ってこそ完成する部分がいっぱいあるので、完成写真は当分後になりそうです。
アトリエラビリンス建築環境設計
地元の蕨駅のコンコースからホームをつなぐ階段スペースが明るくなった、と思ったら画像のような開口部ができていました。
これってぱっと見たらプロフィリットガラス、ですよね。プロフィリットガラスといえば永い間の定番中の定番素材、一度は使ってみたいと思う素材です。
同行していたカミさんに説明をしてあげようと思って、手を触れてみると、なんだこれは!ガラスではありません!プラスチック板?ポリカボネート板?アクリル板?いずれにせよガラスでなないのです。それらの素材にガラスっぽく着色してあるのです。
その昔にガラスっぽく見せるアクリルがあってそれは小口がガラスのように緑色でした。
ガラスでない理由は重さ?コスト?両方でしょうか、それでも質感としてはガラスの方が豊かに見えてしまう・・・・・・・。気持ちは大変良く理解できるのですが。
僕だったらどう判断するでしょう・・・・・・・・・。
画像は上がプロフィリットガラスもどき、下がプロフィリットガラス。
アトリエラビリンス建築環境設計
リフォーム現調のために三軒茶屋のYaさんのお宅へ伺う途中にある通りで見た光景です。
ものの見事にたった1本の樹が『場』を創り出していました。
歩道の一角のちょっと広がった角スペースに高さ3階分ほど、葉張りも高さと同じぐらい立派にあります。
男性が一人、その木陰で携帯電話をかけているのが印象的でした。炎天下だけに余計その木陰=『場』感がひとしおでした。
これは落葉樹なの冬場はこれほどの『場』は創れないのではないかと思いますが・・・・・。
アトリエラビリンス建築環境設計
<見沼田んぼを望む河岸段丘に立つ家/Taさんの家>の工事も来月の下旬には引き渡しです。
今日は建てぬしさんに現場に来ていただいて、臨場感のある現場で内装関係の決定を行いました。
まずは栗フローリングの着色の色です。濃い茶色系をご所望だったのでオイル系の3色を塗り、それぞれに3分艶のウレタンを塗った見本を用意しました。結局は一番濃いもので、かつウレタンを塗らないものに決まりました。建てぬしさんは基本的に艶をお好みではありません。
壁、天井はコストコントロールのために、ビニールクロスと吹き付け材を使い分けています。ビニールクロスは、杉浦充さんの住宅見学会で見せてもらったものが印象が良く、僕もそれを使うことにしました。価格は通常の普及品クロスの値段ですが、珪藻土がコーティングされたタイプで、見た目はビニールクロスとは思えません。サンゲツの<ファイン1000>シリーズのFE-9112というもので、ビニールクロスを使わざるを得ない場合には、当事務所の定番になりそうな気がします。
吹き付け材の方は見本が間に合わず、建てぬしさんと僕の方に送ってもらって、近々協議して決めることとなりました。
外壁吹き付け材の上に光触媒塗料を塗るかどうかの問題があります。白ぽい外壁には使いたいところなのですが、今までコスト面で使えずにいたのですが、今回は外壁面も広く、汚れるリスクも大きい外部形状になっているので、できれば使いたいところです。
ただ、使ったことがないので知らなかったのですが、嫌な感じの艶が出てしまう、という話もあるのです。光触媒塗料を塗った見本も作ってもらっているので、艶の具合とコストをにらんで最終決定ということになります。
今日の現場で面白い光景を見ました。ブルーシートをタープにして2階バルコニ―に掛けて、職人さんがFRP防水の下塗りをしていました。直射日光が当たると速く乾きすぎてしまうのを防ぐ意味が主ですが、この暑さですから職人さんにとってもこれは快適です。この、ブルーシートをタープに使う手は、実は僕らがキャンプサイトで時々やる手なので、クスッとしてしまったのです。
アトリエラビリンス建築環境設計
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