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久々に表参道ヒルズへ行きました。そこの1階にある「幸和画廊」で開かれている<白川雅啓展>を観に行くためです。白川雅啓さんは僕の高校(立川高校)の4年先輩に当たる方で、美術部の先輩でもあります。

実はちょっと迷っていたのです。今日は午後から夜まで暴風雨との情報でしたので、午後3時過ぎから原宿に出かけて、暴風雨に巻き込まれるのもいやだなと。でも今日が最終日で、最近個展等のハガキを頂いても、展観できていなかったので、運を天に任せて出掛けました。が、案の定、原宿からの帰宅途中、埼京線が止まってしまいましたが。

作品は和紙やコットン紙の上にさまざまな色の顔料を丹念に塗り重ねていったもので、その色の厚み、深さが感じられ、物理的な実際の作品の厚み以上の厚さが感じられます。その塗り重ねる手の痕跡ゆえに、展覧会の副題 ―触視― に納得という感じです。

深さ、厚み、奥ゆき、故にじわじわと作品が展示空間に浸潤していく感覚があります。白川さん曰く、建築家にファンが多いというのも頷けます。白川さんは屋外でのインスタレーションも行っているので、今度はぜひそれを観てみたいと思っています。

アトリエラビリンス建築環境設計