都幾川に釣りに行った時に、川の近くで見つけたこの太陽光発電パネルはどうなっているのでしょうか。屋根材はスレートシングル葺きのように見えますが、パネルからの配線がまるで見えません。

パネルは屋根面の上に乗っているのではなく、屋根面と一体化しているように見えますので、このパネルの下面から、野地板を貫通して、建物内部に入っているのでしょうか?確かに金属板葺きの場合では、金属板メーカー側がパネルと屋根を一体化したシステムを開発し、現に僕の友人もそれを採用しています。

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スレートシングル葺きと一体化したシステムもあるのでしょうか?あるとすれば今まで知りませんでした。僕がスレートシングル葺きというものを一切採用してこなかったもので。

この太陽光発電パネルと屋根の一体化は、設計者であれば皆そうしたいと思うものですが、防水の納まり等で大変難しく、一品生産的に納まりを考えて、防水及び、デザインをまとめ上げる費用と工事上のリスクをクリアーするのが難関で、僕は今までチャレンジしてきませんでした。

そういう意味で、工場生産的にシステム化されたものが出てきたのです。僕の友人が採用した金属板葺きのシステムも相当にコストがかかったようです。

今後の当方の課題として研究していきたいと思います。

アトリエラビリンス建築環境設計