ついに、中銀カプセルタワービルのカプセルユニットを見ました。僕ら70年代に建築を学んだ者にとっては、写真でビル全体のを見こそすれ、カプセルユニットをまじかに見た人はそれほどいないのではないかと思うのですが。泊まったことのある人はどのぐらいいるのでしょう?

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そういう意味ではなかなかの感激ものでした。「ほう!これが」という感じです。叩いてみた感じではFRPでできているようですが?

内部は、当時としてのある種の近未来感、あの当時のSF映画をほうふつとさせるものです。当時の近未来感、今では懐かしい感じです。ホテルの1室としては何ら問題なく使えそうです。ホテルというと変なゴージャス感を連想されていたものを、ビジネスホテルとして軽く、即物的に作っているところが近未来感でしょうか。

ところでカプセル入口側のドアは透明ガラス入りでしたが(一番下の画像)、これは内部を見せるためで、本来ガラスは、入っていなかったのでしょうね?

埼玉県立近代美術館の敷地内の彫刻公園に設置されていて、美術館の開館とは無関係にいつでも見ることが出来るので、皆さんにもぜひ一見をお勧めします。

アトリエラビリンス建築環境設計