2010年 6月の記事一覧
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大きな環境の一断面が皆さんの庭です。
四季折々に花が咲き、色づく木々。
何をどのように植えようか?
既存樹は何をどれだけ残すべきか?
エリアの潜在植生について学んで見ましょう。
ブナや、ミズナラの極相の森は
もうどこにも残っていませんが
できるだけ豊かな、大きな樹のある森を探して観察してみましょう。
そこでは大きな樹(コナラ、ケヤキ、カシワ、トウヒなど)ばかりでなく
その下の中ぐらいの樹(ヤマボウシ、エゴ、アオハダ、リョウブ、ソロなど)
そのまた下の低い木(ツツジ、ニシキギ、ソヨゴ、アセビなど)
大きく分けて3層になっている事に気付くはずです。
もやしっ子の赤松や外来種の唐松は
かわいそうでも伐るべきです。
倒れて家を壊してしまう恐れがあります。
そして、土に栄養分を加えてあげて
高木、中木、低木の1セットを皆さんの庭に植えてください。
みんながそうすれば30年後には
南麓が多生物あふれる豊かな森になるのです。
四季折々に花が咲き、色づく木々。
何をどのように植えようか?
既存樹は何をどれだけ残すべきか?
エリアの潜在植生について学んで見ましょう。
ブナや、ミズナラの極相の森は
もうどこにも残っていませんが
できるだけ豊かな、大きな樹のある森を探して観察してみましょう。
そこでは大きな樹(コナラ、ケヤキ、カシワ、トウヒなど)ばかりでなく
その下の中ぐらいの樹(ヤマボウシ、エゴ、アオハダ、リョウブ、ソロなど)
そのまた下の低い木(ツツジ、ニシキギ、ソヨゴ、アセビなど)
大きく分けて3層になっている事に気付くはずです。
もやしっ子の赤松や外来種の唐松は
かわいそうでも伐るべきです。
倒れて家を壊してしまう恐れがあります。
そして、土に栄養分を加えてあげて
高木、中木、低木の1セットを皆さんの庭に植えてください。
みんながそうすれば30年後には
南麓が多生物あふれる豊かな森になるのです。
どんなによく検討をして土地を決めたとしても、
弱点のない土地というものは
実はありません。
そうした事も適確な外構、造園のデザインで
補い、良い特長に転じる事ができます。
例えば、どうしても北向きに玄関を設けなければならなくても、
冬も葉が落ちない針葉樹や、ソヨゴ、アセビなどの
高冷地に耐える照葉樹を配する事で緩和できます。
また、道路よりも土地が低くても、
道路際に土側溝を築いたり
水下に暗渠排水管を敷設したり
斜面に野草の植生マットを敷いたりと、
いくつも方法があります。
ただしこうした工夫は建築の配置や、水を受け流す形態など、
あらかじめデザインしておかなければなりません。
庭の設計と建築の設計は実は一貫した行為であると
認識して下さい。
弱点のない土地というものは
実はありません。
そうした事も適確な外構、造園のデザインで
補い、良い特長に転じる事ができます。
例えば、どうしても北向きに玄関を設けなければならなくても、
冬も葉が落ちない針葉樹や、ソヨゴ、アセビなどの
高冷地に耐える照葉樹を配する事で緩和できます。
また、道路よりも土地が低くても、
道路際に土側溝を築いたり
水下に暗渠排水管を敷設したり
斜面に野草の植生マットを敷いたりと、
いくつも方法があります。
ただしこうした工夫は建築の配置や、水を受け流す形態など、
あらかじめデザインしておかなければなりません。
庭の設計と建築の設計は実は一貫した行為であると
認識して下さい。
室内気候という言葉を私たちは使います。
人にとって快適な室内気候とは
暑さ寒さを特に意識しない身体に刺激の無い状態を言うのでしょうか。
人は他の生き物と違い
体温調節が巧みです。
発汗や呼吸で体温上昇を防ぎますし、
衣服によってかなりの微調整をします。
また感じ方には性別、年齢、性格などにより
大きく個人差があります。
ですから「快適な室内環境」と一言で言っても
かなりの巾があるのです。
そこに温熱環境設計の難しさがあります。
こうした「快適」を求めるために
機械制御を前提とした都市生活では
莫大なエネルギー消費の上に成り立っている事に
みんなが危惧している今日この頃です。
ここ八ヶ岳では、自然とともに暮らすという
生活イメージを大切にして温熱環境の設計をしましょう。
夏の強い日射を防ぎ、通風を良くするデザイン。
冬の日射を取り入れて蓄えるデザイン・・・・。
そうした、工夫の必要性が美しいデザインを生む契機となります。
家の潜在性能を最大限に高め、あくまでも補完するものとして、
シーリングファン、薪ストーブ、蓄熱暖房機などを使うべきです。
人にとって快適な室内気候とは
暑さ寒さを特に意識しない身体に刺激の無い状態を言うのでしょうか。
人は他の生き物と違い
体温調節が巧みです。
発汗や呼吸で体温上昇を防ぎますし、
衣服によってかなりの微調整をします。
また感じ方には性別、年齢、性格などにより
大きく個人差があります。
ですから「快適な室内環境」と一言で言っても
かなりの巾があるのです。
そこに温熱環境設計の難しさがあります。
こうした「快適」を求めるために
機械制御を前提とした都市生活では
莫大なエネルギー消費の上に成り立っている事に
みんなが危惧している今日この頃です。
ここ八ヶ岳では、自然とともに暮らすという
生活イメージを大切にして温熱環境の設計をしましょう。
夏の強い日射を防ぎ、通風を良くするデザイン。
冬の日射を取り入れて蓄えるデザイン・・・・。
そうした、工夫の必要性が美しいデザインを生む契機となります。
家の潜在性能を最大限に高め、あくまでも補完するものとして、
シーリングファン、薪ストーブ、蓄熱暖房機などを使うべきです。
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