のりくん家族は一年の大半を

標高2350mの山小屋で過ごす。

大自然に挑む登山家たちの拠点だ。

夏山シーズンともなれば若いスタッフと大忙しだ。


北海道出身ののりくんは目がきれいだ。

小樽の北一ガラスのやさしいランプのようだ。

奥さんのあきちゃんはカトマンズのまち娘のようだ。


小さな子どもたちももうすぐ小学校に上がることになる。

だから、あきちゃんと子どもたちは

里に下りなければならなくなった。


のりくんが小屋番をする山を北に見渡す、

風の原に家を造ることになった。