大補のデザインディテール14-ロフト空間の開閉天窓
投稿日:2009年08月28日金曜日 06時54分00秒
投稿者:PDOパッシヴデザインオーケストラ カテゴリー: General
高冷地においての住宅の基本的な考え方は、
外壁、屋根の表面積を出来るだけ小さくして
寒気にさらされる面を最小にすることが求められます。
その意味で、いわゆる総二階建ての形態は不利です。
基礎面積の割りに空間容量が大きく、
坪単価が安くなりその点では有利です。
ただ、寒気にさらされる外壁面は大きいですから
温熱対策の点では出来るだけ避けたいのです。
単に西欧のスタイルをまねて2階をロフト型にしている
設計を多く見受けますが、理由を知る知らないでは
デザイン処理の深みが違ってきます。
さて、かつての日本家屋は夏の強い日射熱を
軽減するため、大きな不要空間たる
屋根裏を必要としました。
最近の断熱工法の進歩により、
その空間を居住空間として快適にすることが
可能となりました。
ネズミたちには不幸なことですが・・・・・。
今や、屋根のかたちはそのまま
室内空間のかたちになるのです。
ただ、そのままですと迫ってくる天井で
閉塞感があります。
そこで、視線の高さに設置する
開閉式の天窓を多く採用します。
これを北側に設けます。
それでも夏の太陽高度は直射光を室内に
入れてしまう場合もあるので、
慎重な検討が必要です。
外壁、屋根の表面積を出来るだけ小さくして
寒気にさらされる面を最小にすることが求められます。
その意味で、いわゆる総二階建ての形態は不利です。
基礎面積の割りに空間容量が大きく、
坪単価が安くなりその点では有利です。
ただ、寒気にさらされる外壁面は大きいですから
温熱対策の点では出来るだけ避けたいのです。
単に西欧のスタイルをまねて2階をロフト型にしている
設計を多く見受けますが、理由を知る知らないでは
デザイン処理の深みが違ってきます。
さて、かつての日本家屋は夏の強い日射熱を
軽減するため、大きな不要空間たる
屋根裏を必要としました。
最近の断熱工法の進歩により、
その空間を居住空間として快適にすることが
可能となりました。
ネズミたちには不幸なことですが・・・・・。
今や、屋根のかたちはそのまま
室内空間のかたちになるのです。
ただ、そのままですと迫ってくる天井で
閉塞感があります。
そこで、視線の高さに設置する
開閉式の天窓を多く採用します。
これを北側に設けます。
それでも夏の太陽高度は直射光を室内に
入れてしまう場合もあるので、
慎重な検討が必要です。
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