大補のデザインディテール21-自然を受け流す
投稿日:2009年12月04日金曜日 07時08分00秒
投稿者:PDOパッシヴデザインオーケストラ カテゴリー: General
山岳地での建築では、それに関わる設計者を筆頭に
施工店、職人、最終的には事業主に至るまであるマナーが必要です。
そのマナーとは、建築行為によって少なからず阻害される、
自然の流れを最小限に食い止めなくてはいけない、ということです。
その一つに、自然地形、地面の傾斜やうねりの尊守です。
自然地形は人間がそのエリアに入り込む以前の何万年という
歳月の集積の上に形成された必然の姿です。
これを人間の勝手でいじくり回してはいけない、というマナーです。
建築を傾斜面に沿って設計、建設することは技術のいることです。
なんの躊躇もなく地面をカットして平に造成し、設計、建設の都合を優先することは
間違いだと思うのです。
強い傾斜を背後にもつ写真の建築は
表流雨水や伏流水を受け流すためにR状にしています。
木造の居住部はRC造のピロティーで持ち上げた2階です。
マナーは同時に重要なデザインプログラムでもあります。
施工店、職人、最終的には事業主に至るまであるマナーが必要です。
そのマナーとは、建築行為によって少なからず阻害される、
自然の流れを最小限に食い止めなくてはいけない、ということです。
その一つに、自然地形、地面の傾斜やうねりの尊守です。
自然地形は人間がそのエリアに入り込む以前の何万年という
歳月の集積の上に形成された必然の姿です。
これを人間の勝手でいじくり回してはいけない、というマナーです。
建築を傾斜面に沿って設計、建設することは技術のいることです。
なんの躊躇もなく地面をカットして平に造成し、設計、建設の都合を優先することは
間違いだと思うのです。
強い傾斜を背後にもつ写真の建築は
表流雨水や伏流水を受け流すためにR状にしています。
木造の居住部はRC造のピロティーで持ち上げた2階です。
マナーは同時に重要なデザインプログラムでもあります。
- 記事投稿者情報 ≫ PDOパッシヴデザインオーケストラ
- この記事へ ≫ お問い合わせ
- この記事のタグ ≫