3月11日

北海道研修を終え羽田に到着したのは昼過ぎでした。

研修のツアーを組んだ皆さんと

八ヶ岳にむけてバスに乗り込みました。

運転手さんがビデオを流してくれるというので

何かな?とおもったら「釣りバカ日誌」でした。

あーこれ見たことあるー、とシートを倒して呆然と見ていました。

視界の中でやたらとビルのてっぺんの避雷針が左右に、

まるでメトロノームみたいに振幅しています。

そうです。

日頃よりここでだけは地震に遭遇したくはないと思っていた、

首都高でかの巨大地震に遭遇してしまったのです!null

阪神の横倒しになった高架道路が脳裏をよぎりました。

「あー死ぬんだな・・・・」そんなふうに思いました。

その一方で窓の外を見ると超高層!

ガラスのカーテンウォールが脱落して、

中から家具やら何やらが飛び出してくる・・・・?

そもそもどんな風にゆれるのか?

携帯電話を下げ振り代わりにして、

まるで小さな子が動物園でライオンの檻にしがみつくように

期待して見つめるうちに地震は収まりました。

バスの中に目を戻しますと何人かは通路に転がっておりましたっけ。

写真は八王子まで静止を振り切って突っ走ったバスが

とうとう留められて5時間も足止めされていたときに撮った光景です。