最近薪割がしんどくなってきました。

そのわけは・・・・・・・・・。


「目」を読むことさえ身につけば、多くの力を要せず

パカン、と気持ちよく割れます。

ところが、主幹から枝分かれのある玉は、

初心者にはなかなか難しいものです。

玉の上下、目を正しく読めないと何回重い斧を

振り下ろしても割れてくれません。

正しく読めればご覧のとおり、

パカン、と一回で割れます。

「おみごと!」自画自賛して奮起します。


さて、自分で薪を作るということは

多くの種類の樹についてその特色を知ります。

この辺で薪となる樹は、ミズナラ、コナラ、クヌギ、

白樺、ミズキ、柳、ハンノキ、コブシ、欅、アオハダ、

ニセアカシア、クルミなどが多いでしょうか。

概して、成長に時間がかかっている樹ほど

目がつんでいて堅く、割りやすい。

成長が早い樹は枝分かれも多く極めて割るのに

苦労します。なのに材はやわらかく

すぐに燃え尽きてしまうので不満です。

また樹によって匂いが全て違います。

ナラ、クリ、クヌギは良いとして、アカシア、クルミは

いただけません。


ところが、最近はナラ、クリ、クヌギの丸太が出ることは

まれになってしまいました。

成長の早いアカシアやクルミが多くなりました。

それどころか赤松、唐松しか手に入らないときも。


ここいらで意識の変革が必要です。

赤松、唐松など針葉樹主体にしないと

いけないのです。豊かな自然を取り戻す広葉樹を

育むことにもなりますから。


そんなわけで、なかなか割れない赤松、唐松。

しんどいながらも格闘しなくては・・・・・・・・・・。