大補のデザインディテール10-ROW-Eガラス
投稿日:2009年08月01日土曜日 07時15分00秒
投稿者:PDOパッシヴデザインオーケストラ カテゴリー: General
豊かな自然のなかに建築をつくるとき
南や東、西でなく北方向にどうしても
室内空間に取り込みたい風景、
それも大々的にそうしたい景色があることが
度々あります。
寒冷地であればヒートロスを考えると、
季節風の吹きつける北面の開口部は
極力小さくするのがセオリーです。
室内から見て北側の景観は、
よほど遠景でない限り、太陽に照らされて
とても美しく見えます。逆に南窓からのそれは
逆光なわけですから眩しい上に、色は少なく見えます。
写真の家の場合、南陽に照らされた丸みを帯びて
美しい熊笹の斜面。そしてその下を岩魚の棲む
渓流があります。そのすべてを取り込むため、
妻壁の全てをガラスにしています。
ガラスの性能は日本でも近年著しく向上しました。
アルゴンガスが封入されて、金属樹脂が
内部コーティングされたROW-Eガラス。
予算さえやりくりが付けば、
こうしたガラスを用いて一般にはタブーな
北面のピクチャーウインドーも楽しめるのです。
南や東、西でなく北方向にどうしても
室内空間に取り込みたい風景、
それも大々的にそうしたい景色があることが
度々あります。
寒冷地であればヒートロスを考えると、
季節風の吹きつける北面の開口部は
極力小さくするのがセオリーです。
室内から見て北側の景観は、
よほど遠景でない限り、太陽に照らされて
とても美しく見えます。逆に南窓からのそれは
逆光なわけですから眩しい上に、色は少なく見えます。
写真の家の場合、南陽に照らされた丸みを帯びて
美しい熊笹の斜面。そしてその下を岩魚の棲む
渓流があります。そのすべてを取り込むため、
妻壁の全てをガラスにしています。
ガラスの性能は日本でも近年著しく向上しました。
アルゴンガスが封入されて、金属樹脂が
内部コーティングされたROW-Eガラス。
予算さえやりくりが付けば、
こうしたガラスを用いて一般にはタブーな
北面のピクチャーウインドーも楽しめるのです。
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