2012年 1月の記事一覧
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12年01月25日 08時00分51秒
Posted by: hokouannakao
わび茶の達人「千利休」を生んだ堺市は大阪府の南部に位置し人口82万余
を抱える政令指定都市である。
大阪市と和歌山市を結ぶJR阪和線「上野芝」駅南改札口で降り、歩いて
5分足らずの便利で静かな住宅地の坂道を登りきった右側に立つ、築30
年程過ぎた、在来工法による木造2階建の住まいを今から7年前、新築規
模の予算を費やし生まれ変わった、全面リニューアル住宅である。
特に、学説として西暦2030年頃から秒読み段階に入るとされる東海・
南海・東南海・大地震にそなえ、重たい瓦屋根を軽いカラーベストに葺き
替え、バラ板下地モルタル塗りの外壁を強固な構造用合板下地サイディン
グパネルに張替え、雛壇式造成により生ずる崖の土留め壁にかかる土圧負
担の低減効果を狙った地盤改良剤の注入等々・・の耐震化を計っています。
現在、以前事務所が手掛けた作品のⅠ期改修工事を終え、Ⅱ期改修工事に
向かう「設計計画」の坂道を登っていますが、限りのない選択・思考の重
荷をクライアントと共に何処まで背負いきれるか・・・道程は長く険しい。
を抱える政令指定都市である。
大阪市と和歌山市を結ぶJR阪和線「上野芝」駅南改札口で降り、歩いて
5分足らずの便利で静かな住宅地の坂道を登りきった右側に立つ、築30
年程過ぎた、在来工法による木造2階建の住まいを今から7年前、新築規
模の予算を費やし生まれ変わった、全面リニューアル住宅である。
特に、学説として西暦2030年頃から秒読み段階に入るとされる東海・
南海・東南海・大地震にそなえ、重たい瓦屋根を軽いカラーベストに葺き
替え、バラ板下地モルタル塗りの外壁を強固な構造用合板下地サイディン
グパネルに張替え、雛壇式造成により生ずる崖の土留め壁にかかる土圧負
担の低減効果を狙った地盤改良剤の注入等々・・の耐震化を計っています。
現在、以前事務所が手掛けた作品のⅠ期改修工事を終え、Ⅱ期改修工事に
向かう「設計計画」の坂道を登っていますが、限りのない選択・思考の重
荷をクライアントと共に何処まで背負いきれるか・・・道程は長く険しい。
12年01月05日 07時53分02秒
Posted by: hokouannakao
地元、阪急電鉄京都線「茨木市」駅の西口ロータリー広場
から西方向に伸びるアーケード付商店街を通り、歩いて6
分程で行きつく、RC造3階建・1階は施主直営の家電販
売店で、2・3階はレディース専用のワンルームが中廊下
を挟んで前後2戸ずつ計8戸からなる、可愛い集合住宅である。
懇意にしていたある紹介者を通じてクライアントと出会い
建築計画の打ち合わせ等を重ね、建築申請・実施設計が終
わった時点で実費に近い、相場の6割程度にあたる監理料
を除く見積書を提示した途端、間髪入れず料金の半分で承
知して下さいとの強引な返答だったので、今後の付き合い
が出来かねると咄嗟に判断し、その旨を伝え別れました。
その後、設計監理の仕事を降りたにも拘らず、躯体工事中
に施工者から、発注者との揉め事で工事が中断し困ってい
るので仲裁に入って欲しいと懇願され、小生の提示料金を
施主が支払うとする条件で、引き受ける破目になりました。
その後、10年以上経ってから、増築工事についての相談
が電話であり、何々ですが憶えていますか?と尋ねられ、
思い出せません?・・・と返したことを鮮明に記憶しています。
から西方向に伸びるアーケード付商店街を通り、歩いて6
分程で行きつく、RC造3階建・1階は施主直営の家電販
売店で、2・3階はレディース専用のワンルームが中廊下
を挟んで前後2戸ずつ計8戸からなる、可愛い集合住宅である。
懇意にしていたある紹介者を通じてクライアントと出会い
建築計画の打ち合わせ等を重ね、建築申請・実施設計が終
わった時点で実費に近い、相場の6割程度にあたる監理料
を除く見積書を提示した途端、間髪入れず料金の半分で承
知して下さいとの強引な返答だったので、今後の付き合い
が出来かねると咄嗟に判断し、その旨を伝え別れました。
その後、設計監理の仕事を降りたにも拘らず、躯体工事中
に施工者から、発注者との揉め事で工事が中断し困ってい
るので仲裁に入って欲しいと懇願され、小生の提示料金を
施主が支払うとする条件で、引き受ける破目になりました。
その後、10年以上経ってから、増築工事についての相談
が電話であり、何々ですが憶えていますか?と尋ねられ、
思い出せません?・・・と返したことを鮮明に記憶しています。
12年01月01日 20時05分05秒
Posted by: hokouannakao
入選を果すまで、あきらめず参加し続けると
決意してのぞむ5度目のコンペは、日本建築
学会主催による昭和45年度設計競技・課題
「リハビリテーションセンター」である。
学会主催の支部審査を経て全国審査に移るダ
ブル入選できる魅力も手伝った、アイデア・
コンペの参加は、前年度に続き2度目の申し
込みで、前回では自信作として送り出した課
題「美術館」と違い、ただ覚悟と云う谷間を
埋めるだけの意欲の薄いインスピレーション
にも乏しいままでの挑戦となりました。
敗因の一つは、建物用途に関する出題趣旨を
深く読み解き、具体的検討事項を積み重ね、
未来に向かって展開しなければならないシー
ンが、なかなか脳裏に浮かび上がらなかった
点が大きく響き、最後まで緒をひく結果にな
った様な気がします。
こんな時、本人は至って審査結果も苦労の
余韻も忘れてしまうほど、のん気に過ごし
ていたように思います。
決意してのぞむ5度目のコンペは、日本建築
学会主催による昭和45年度設計競技・課題
「リハビリテーションセンター」である。
学会主催の支部審査を経て全国審査に移るダ
ブル入選できる魅力も手伝った、アイデア・
コンペの参加は、前年度に続き2度目の申し
込みで、前回では自信作として送り出した課
題「美術館」と違い、ただ覚悟と云う谷間を
埋めるだけの意欲の薄いインスピレーション
にも乏しいままでの挑戦となりました。
敗因の一つは、建物用途に関する出題趣旨を
深く読み解き、具体的検討事項を積み重ね、
未来に向かって展開しなければならないシー
ンが、なかなか脳裏に浮かび上がらなかった
点が大きく響き、最後まで緒をひく結果にな
った様な気がします。
こんな時、本人は至って審査結果も苦労の
余韻も忘れてしまうほど、のん気に過ごし
ていたように思います。
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