漫画家・長谷川町子さんの代表作で、家族マンガとして未だに
人気の高い、不朽の名作『サザエさん』の家族構成と同じ家に
チャレンジした作品である。
建築場所は、前回この建築士ブログに登場した作品と同じ人口
３９万余を抱える豊中市で、同じ阪急電鉄沿線で三駅大阪市寄
りの曽根駅(高架事業が平成１２年度に完成)で降り、伊丹空港
方向に歩いて８分程でたどり着ける、同時期に竣工した、木造２階建・二世帯住宅です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
特に
玄関とホールのみが共用空間となり、波平さん家族(親夫婦・長男・次女)
が１階３ＬＤＫで暮らし、サザエさん家族(長女夫婦・長男)が２階２ＬＤ
Ｋで暮らすプランが採用となりました。そして完成引渡し後暫らくして、
孫のタラオちゃんの足音とか階段から落ちたとか・・・の対策方法について
色いろ相談を受け、３７年来親しく付き合いしている中で三年前、「サザエさん
とマスオさんが別れました」と舟さんから聞いたとき、何度も若嫁さんと打ち合
わせを重ねたシーンを設計者の立場として複雑に思い起す機会となりました。