５年程前(２０１１年４月)に、建築士ブログに投稿した今年で築２１歳 になる作品は、大阪市内にある小さな規模のＳ造４階建で、１階部分が 店舗・昇降機設備を省いた２階から４階(ワンフロアー２戸計６戸)を単 身者が住まう、クライアント二つ目の収益物件となる店舗兼用集合住宅である。 特に 立地条件が不利であることも手伝い、１階のテナントが出たり入ったりを 繰り返す悪循環が続いた為、収支のバランスもさることながら、精神的に も負担となり、一棟売りを決断された時期もありましたが、親子４人の家 族が一致団結して、外部に委託していた清掃作業などを自力でこなし節約 辛抱された結果、今年の年賀状には１階店舗の借り手が決まりましたとの 朗報が記され、早速見に行きましたところ、瀟洒な内装仕上がりで、正面 のファサードもリメークされていたので一安心、今後店舗の営業が順調に 続くことを願いつつ帰途につきましたが、いつまで経っても、わが子同然 心配で可愛いものです。