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初期作品であるこの建物は、娘さん夫婦の同居
に伴う二世帯住宅のリフォーム工事でした。
主導権を握るお母さんの熱い、建物計画談議は
なかなか的を得た、小生の感性を刺激する内容
でした。 特に「西側道路に面した二階の部屋は
夏場の夜、涼しい風が通りますので尊重してくだ
さい」と、この家に住まわれた体験に基ずく的確
な要望事項は、その後に出会う建築主さんの熱
意ある胸中を聞き出す「努力」の大切さを学んだ
大きな出来事の一つになりました。