日本建築士会主催による、S44年度課題「ビジネスホテル」の
アイデアコンペに個人として、3度目の挑戦でしたが、敢え無く
支部審査の段階で敗れる結果となりました。

提案作品の主な特色は、1階部分の大半を、一般市民が自由に
通り抜けできる「動」なるピロティー空間とし、2階部分の半
分近くを、誰もが自由に利用できるペデストリアンデッキ的な
テラスを、レストラン、ドリンクバーコーナー、ロビー等が、
L型に囲んでいる「静」なる空間とし、それぞれのパブリック
な空間を地域社会に開放した点にある。

建物外観の源は、1~2階部分のパブリック的要素の強い空間
と、3~5階部分のプライベート的要素の強い客室空間を視覚
的にも明解に分離できて、建築デザイン要素として、いかに昇
華できるかを問うた点にある。


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