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こんな事件があったようです。

毎月管理費や修繕積立金を集める分譲マンションの場合、管理費と修繕積立金は別会計ですので当然ながら別口座のはずです。ですが、住戸数がそれほど多くない分譲マンションであっても、巨額な資金が管理組合名義の口座に保管されているのが現実です。

マンションの修繕は長期修繕計画に則って行われるわけですが、概ね10年単位ですので、その額は本当に巨額です。この事件の様にリゾートマンションの場合、居住者がほとんど居ないことから、管理会社に任せている事も多いんじゃないかと思いますので、今回の事件の様に発覚時にはすでに億単位で使い込みされているのが殆どのようです。

一般のマンションであっても同様ですし、預金保険機構の上限が1000万って事もあり、いくつもの口座に分散されているのが現実です。実際、この口座の管理は住民が作る管理組合で管理するわけですが、複数人で管理しないと、今回の様な事件が起こってしまうわけです。

巨額な修繕積立金をきっちり運用されている組合は、殆ど聞いた事が無いのですが、マンションにお住まいの方は定期的に口座をチェックするシステムにされておく必要がありますので、完全にお任せにされてる住民の方も、こういった事件をきっかけにでも現状を知っておかれると安心ですね。

何しろマンションの管理組合は大金持ちですから。