2011年 2月の記事一覧
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ここ最近でも、名建築と言われるものが惜しまれつつも解体されたりしている。
巨匠・白井晟一の自邸である「虚白庵」も昨年お別れ見学会の後に解体された。
建築において、解体も建築のうちであり、必要な工程であることも確かなわけだが、どうにかして残したいと思うものも少なくはない。ただ、それは当事者で無いものの言う戯れ言であるだろうし、当事者としては迷惑な事なのかもしれない。
町中で、デカイ鋏を付けた重機がコンクリートスラブを切ったり、H形鋼をいとも簡単に切り刻んだりする現場を見ると、車を止めて見入ってしまう事も結構ある。壊れていく建物への悲哀を感じずにはいられないにも関わらず、その姿が廃墟に通じる様なワクワク感を感じてしまう自分もいたりする。
さて、そんな解体をメインにしたマンガ「解体屋ゲン」が連載400回を超えた。
たまに行く喫茶店にある雑誌に連載されているわけだけど、ほんの一部しか読んでないにも関わらず、私の好きな漫画なのです。ハイ。
で、このマンガの場合、日本では殆ど行われない「爆破解体」の会社社長が主役だ。ただ、舞台は日本なのでTVで見かける海外の爆破解体の様な話は少ない。でもその代わりにか、木造の曳家や壁面や屋上の緑化、そして商店街の町興しなど、話題豊富な内容だ。まぁ、そんな内容であるから、私は好きなわけだけど。
RCの場合、解体後のリサイクル率は高いと聞いている。木造の場合はどうだろうか?立派な梁や柱が単なるウッドチップになってしまうのは、ちょっと勿体ない。出来れば、良い材料はチップなどしないで、古材として再利用されることを望む私です。
巨匠・白井晟一の自邸である「虚白庵」も昨年お別れ見学会の後に解体された。
建築において、解体も建築のうちであり、必要な工程であることも確かなわけだが、どうにかして残したいと思うものも少なくはない。ただ、それは当事者で無いものの言う戯れ言であるだろうし、当事者としては迷惑な事なのかもしれない。
町中で、デカイ鋏を付けた重機がコンクリートスラブを切ったり、H形鋼をいとも簡単に切り刻んだりする現場を見ると、車を止めて見入ってしまう事も結構ある。壊れていく建物への悲哀を感じずにはいられないにも関わらず、その姿が廃墟に通じる様なワクワク感を感じてしまう自分もいたりする。
さて、そんな解体をメインにしたマンガ「解体屋ゲン」が連載400回を超えた。
たまに行く喫茶店にある雑誌に連載されているわけだけど、ほんの一部しか読んでないにも関わらず、私の好きな漫画なのです。ハイ。
で、このマンガの場合、日本では殆ど行われない「爆破解体」の会社社長が主役だ。ただ、舞台は日本なのでTVで見かける海外の爆破解体の様な話は少ない。でもその代わりにか、木造の曳家や壁面や屋上の緑化、そして商店街の町興しなど、話題豊富な内容だ。まぁ、そんな内容であるから、私は好きなわけだけど。
RCの場合、解体後のリサイクル率は高いと聞いている。木造の場合はどうだろうか?立派な梁や柱が単なるウッドチップになってしまうのは、ちょっと勿体ない。出来れば、良い材料はチップなどしないで、古材として再利用されることを望む私です。
エコって言葉はあまり好きじゃないんだけど、車も家もみんなエコブーム。
太陽光発電の発電効率も上がってきて、おりからのエコブームもあってか屋根にソーラーパネルを付けてる家も増えてきました。
工場とかビルやマンションなんかにもドンドン広がる一方です。街路灯のように太陽光発電と風力発電を組み合わせた使い方をしているものも最近は見かけるようになりましたね。上の画像は、ウインプロっていう小型風力発電メーカーのハイブリッド街路灯です。照明器具が省電力のLEDになってきたのも大きな理由かとは思います。
さて・・・そんな太陽光発電ですが、心配性の私は今後の日照権というか日影規制を超えるであろう日影問題が気になります。
仕事上よくあるのですが、たとえ二階建てであっても、その建物の北側の人から見れば邪魔なわけです。原則として現状の日影規制ではGL+4mでの規制ですので北側の1階の日照は我慢しろって事になってますし、そもそも10m以下の建物が規制の対象外になっています。
ですが、たとえ日影規制を法的にクリアしていても、人間の感情まではクリアになるわけではないし、過去に民事裁判で法規制をクリアした建物の上部を解体せよという判例が出ていますので、法的にクリアしているから良いってことでもありません。早い話が、お互いが納得出来るように建ててねって事なわけです。
で、話は戻って太陽光発電。例えば自分の平家の住宅の前に空き地があって現状は日当たり良好だとします。でもいつその空き地に建物が建つかもわからない。そんなときどうするか・・・・その平家の家の屋根に太陽光発電を付ける。もし、目の前に建物がたった場合には確実に発電効率は下がるわけで、ただでも費用対効果の薄い太陽光発電が意味を無くします。こんなたとえ話の様な太陽光発電をきっかけとした近隣裁判が増えてしまうんじゃないかなぁと思うのです。
マンションでも、不自然なぐらい南側ギリギリに建て北側に駐車場を持ってくるプランのものが大半です。これも日影規制の影響であり弊害でもあるわけです。結構広い敷地なのに、ベランダのすぐ真ん前が道路境界。あまりに不自然です。
今後、建物を建てる際には、北側方向の隣地に太陽光発電を設置しているかどうかが、プランに大きく影響を与えそうです。
良いのか悪いのか・・・・うーーむ。
太陽光発電の発電効率も上がってきて、おりからのエコブームもあってか屋根にソーラーパネルを付けてる家も増えてきました。
工場とかビルやマンションなんかにもドンドン広がる一方です。街路灯のように太陽光発電と風力発電を組み合わせた使い方をしているものも最近は見かけるようになりましたね。上の画像は、ウインプロっていう小型風力発電メーカーのハイブリッド街路灯です。照明器具が省電力のLEDになってきたのも大きな理由かとは思います。
さて・・・そんな太陽光発電ですが、心配性の私は今後の日照権というか日影規制を超えるであろう日影問題が気になります。
仕事上よくあるのですが、たとえ二階建てであっても、その建物の北側の人から見れば邪魔なわけです。原則として現状の日影規制ではGL+4mでの規制ですので北側の1階の日照は我慢しろって事になってますし、そもそも10m以下の建物が規制の対象外になっています。
ですが、たとえ日影規制を法的にクリアしていても、人間の感情まではクリアになるわけではないし、過去に民事裁判で法規制をクリアした建物の上部を解体せよという判例が出ていますので、法的にクリアしているから良いってことでもありません。早い話が、お互いが納得出来るように建ててねって事なわけです。
で、話は戻って太陽光発電。例えば自分の平家の住宅の前に空き地があって現状は日当たり良好だとします。でもいつその空き地に建物が建つかもわからない。そんなときどうするか・・・・その平家の家の屋根に太陽光発電を付ける。もし、目の前に建物がたった場合には確実に発電効率は下がるわけで、ただでも費用対効果の薄い太陽光発電が意味を無くします。こんなたとえ話の様な太陽光発電をきっかけとした近隣裁判が増えてしまうんじゃないかなぁと思うのです。
マンションでも、不自然なぐらい南側ギリギリに建て北側に駐車場を持ってくるプランのものが大半です。これも日影規制の影響であり弊害でもあるわけです。結構広い敷地なのに、ベランダのすぐ真ん前が道路境界。あまりに不自然です。
今後、建物を建てる際には、北側方向の隣地に太陽光発電を設置しているかどうかが、プランに大きく影響を与えそうです。
良いのか悪いのか・・・・うーーむ。
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