という、主に文化財の保護と活用を目的としたマネージャーの講習に、2月から行っている。
7月末までのほぼ隔週で名古屋から京都まで行くわけだが、千年を超える時間経過した建物と現在の建物が混在する京都はいつ行っても刺激的だ。

ただ、年がら年中人が多く、特に春先の花見シーズンは何処へ行っても人人人・・・
基本的に観光客のいない路地を中心に歩いているわけだけど、朽ち果てそうな蔵も多い。
税制の関係からか建物や敷地を維持することが難しい場合も多く、登録文化財指定などの方法をとっても
資金的問題で解体撤去されてしまう場合も多い。

それは、京都だけでなく私の住む名古屋や出身である岐阜でも同じであり、エコの観点からも良いものは残したいと常々思っている。
また、新築が少なくなった昨今、林業の問題もある。経済的な問題や後継者の問題もあり日本の林業は衰退の一歩だ。
森が残るのは良いことではあるんだけど、手入れがされなければただの山になってしまう。

日本の建物は、幾度かの改修によって残ってきた。残すには改修するための良い木材が必要だ。
だから、建物の保護をするには山を守らなければならない。

と、GW中に講座の宿題をするおいらであった。