ということで、三州足助屋敷に行ってきた。

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1980年に開園した三州足助屋敷は今年30周年。
足助屋敷の奥にある巴川沿いの郷土料理店「一の谷」が出来たのはそれを遡ること16年の1964年だ。今から46年前になる。

まちづくりや地域文化の教科書にも良く出てくる「足助町」のまちづくりにおいての原点は「保存を開発と信じよう」であった。早い話が、山を削りスクラップアンドビルドするよりも、町並みを保存したり地域の有形無形の文化を残す事が地域開発になるという考え方だ。高度成長時代に過疎化していく1975年に足助では町並み保存が始まった。

そんな三州足助屋敷を見てきた。
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ここは香嵐渓と呼ばれる紅葉が綺麗な地域のちょっと奥になり、紅葉の時期はライトアップされたもみじが綺麗で、観光渋滞する場所だ。まだ紅葉には早いが、それなりに観光客は来ていた。
ここの良い所は、わら細工・機織り・桶屋・傘屋・紙漉・炭焼き・鍛冶屋・籠屋・木地屋・紺屋などの実演がされているところで、単なる民族博物館になっていないところだ。紺屋や紙漉なんかは体験もできる。

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地域文化を活かしたまちづくりは、この三州足助屋敷だけでなく町並みにも十分いかされているし、まちづくりを実践されている方には是非見て欲しいところかと思います。

もちろん、一般の方が地域文化の体験型観光として行って頂くのが一番ですが。