2021年 8月の記事一覧
鎌倉FM82.8Mzにて、明日8/30(月)17時〜19時の
シーサイドカフェ828のスペシャルプログラムに
ゲストとして出演いたします!
https://www.kamakurafm.co.jp/index.html
https://www.kamakurafm.co.jp/bangumi_monday.html
番組ナビゲーターは、稲垣沙織さん。
いつもSNS上でお世話になっておりますが、
今回も、そのご縁でお声をかけいただきました。
どうもありがとうございました。
いつもは水曜日のご担当とのことですが、
明日の月曜日は特番ということで担当されて、
その特番コーナーで、私が出演するとのことです。
https://www.kamakurafm.co.jp/bangumi_wednesday.html
本来であれば、生放送でのゲスト出演予定でしたが、
神奈川県も静岡県も緊急事態宣言発出中となり、
今週ZOOMにて収録をおこない、
当日は録音にての出演となりました。
久しぶりの鎌倉を楽しみにしておりましたが、
現状ではどうしようもありません。
しかし・・・静岡では聴くことができないので、
radikoで・・・と思っていましたが・・・ない。。。
ということで、放送後の音声Liveで聴くことにします。
https://www.jcbasimul.com
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・・・どうも、ありがとうございました。
住まいの外観の色を決める場合、
その色味の選択肢は多岐にわたりますが、
私の場合は、素材の選定によって
ある程度色のイメージが住まい設計の当初から
定まっていることがほとんどです。
基本設計段階で住まい手にもプレゼンをしますが、
現場でも建て方終了後に合わせて、
実際の色サンプルを幾つか製作してもらい
現地での確認をおこないます。
この色見本も、大きさには限界があるので、
そこから全体像の色を決定するには、経験が必要です。
色見本は日の当たるところと日陰の双方での確認、
また、面積が大きくなると彩度と明度が上がるので、
その辺りの案配も配慮する必要があります。
今回の住まいは、平屋で緩勾配のため、屋根の色よりも
軒裏のウェスタンレッドシーダー
の色味がベースにありますので
外壁はグレー系ですが深みのある色合いを選定しています。
また、外壁よりも道路側から大きく見える
ガレージシャッターも軒裏と同じ
米杉電動シャッターとなりますが、
こちらも、メーカーの色合いから選定しています。
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現在の住まいでは、省エネルギー性能を上げて
住まいの快適さをパッシブに求めることは必須です。
また、高気密高断熱の性能を高めるばかりではなく、
外部サッシの遮熱・断熱の選択、
卓越風を考慮したウィンドゥキャッチャーとしての
開ける方向の選択、
さらに、屋根や庇による日射遮蔽等々、
住まいの建築計画として併せて考えるべき点が多々あります。
それらを考えながら住まいの体幹を構築しますが、
今回は、各室にエアコンという選択肢は当初からありませんでした。
さりとて、パッシブで賄うには大型過ぎる。
私の場合、アズビル(旧山武ハネウェル)社の
セントラル冷暖房システム開発に30年前の
立ち上げ時にコンサルタントとして関わった経緯もあり、
その秀逸の機械制御の省エネ性能に注目しており、
これまでも7軒に採用しており、
住まい手の満足度はとても高いです。
アズビル・きくばり
https://www.kikubari.com
現在では機器の性能や操作性能も上がっていますが、
それは、次の機会に。
アズビル・きくはりを導入するに当たって注意することは、
ダクトレイアウトを躯体計画の中で
しっかりと見極めておくことです。
これは、メーカーの平面図レイアウトが出た段階で、
設計側がその位置での梁や下がり壁、天井高などを
十分にチェックする必要があります。
枠組み壁工法の場合は、通常のパネルH=2450ではなく
ハイパネルH=2750として通常の天井高さ2400との
懐をダクトスペースとして確保する必要があります。
また、電気配線や第三種換気扇、レンジフードの
ダクト経路との干渉も注意が必要です。
こうしたことに併せてマグサの位置も開口部直上にするのか、
ハイパネル直上にするのか、
ダクトレイアウトに応じた変更が必要です。
枠組み壁工法でもパネル化は当たり前なので、
躯体決定時には、ダクトレイアウトとの
すり合わせが済んでいないと、
躯体後に大変な状況が発生することもありますので、
設計力が問われることになります。
これをセントラル冷暖房メーカーにチェックさせるのは
本末転倒なので、設計者の責任において、
フィードバックすることが必要というのが私の私見です。
やはり、居室のみならず、廊下や便所、洗面所ユーティリティが
均質な温度なる住まいの快適さは、
扉が少なくなるプランニングと併せて良い選択だと思います。
しかし、それにしても縁の下の力持ち、
ダクト本数が凄いことになっているなぁ。。。
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・・・どうも、ありがとうございました。
住宅の外周部の断熱材施工は、
屋根葺き、外部サッシ、透湿防水シート、通気胴縁などの
外部の雨処理が完了して、
さらに、軒裏や軒先の納まりなど
大工さんの外部下地が終わってから
内部に入ってくるタイミングと、
これと並行しておこなわれる内部の電気工事の
進捗状況に応じて、施工時期が決まります。
今回の住まいでは、屋根・外壁・サッシの処理が終わった段階で、
早めに第1回目のセルロースファイバー断熱先行施工が入ります。
これはセントラル冷暖房のダクト工事前に、
ダクトが集中する部分では、断熱材、気密フィルム、
構造用石膏ボード張りを先行しないと、
ダクト工事後は、工事がでない箇所が発生するためです。
断熱材の種類に関していえば、
一般的な高性能グラスウール断熱材ではなく、
セルロースファイバー吹き込み断熱材としているのは
躯体のスタッド間隔が通常の455ピッチではなく、
303ピッチということが影響しています。
これは片流れの水上側の壁の高さへの対応や
各所の壁強度アップを目的としていますが、
この辺りは構造計算の壁倍率だけではなく、
住まい全体のバランスと区画からの判断となっています。
スタッド(間柱)303ピッチでは、
通常のグラスウール系やロックウール系断熱材の用意が無いため
既製品では対応できないのが難点です。
そのためにセルロースファイバー吹き込み断熱を採用していますが、
製品性能としは、熱貫流率に性能差があります。
・高性能グラスウール断熱材の熱貫流率λ=0.034W/m K
・セルロースファイバー断熱材の熱貫流率λ=0.040W/m K
ただ、その代わり吹き込み施工のため
断熱材の充填がしっかりおこなえる点と
密度が約3倍あるので、
遮音性が格段に高くなるというメリットがあります。
・高性能グラスウール断熱材の密度度20kg/m2
・セルロースファイバー断熱材の密度60kg±5/m2
上下階の遮音対策や交通量など外部環境音に対しては
大変有効な手段となります。
熱貫流率が低いといっても、以下のように
必要十分な省エネルギー性能は確保されています。
・外皮平均熱貫流率:0.48 W / ㎡K
・平均日射取得率:ηAH 1.4 ηAC 1.7
・BEI:0.76
また、断熱材を先行しておこなうためには、
その部分の電気配線工事や換気扇ダクト貫通部なども
先行しておこなっておかなければならないので、
建築・電気・設備の各施工者間での
事前打ち合わせと準備をしっかりとおこなうことが必要です。
2階へのダクトスペースはいつも苦労しますが、
今回はダクトスペースとして目立たない外壁側に出し
その手前の壁には、施工用の開口部を設けて、
造作工事で塞ぐという手法でおこなっていますが、
ここも、断熱材+気密フィルム+石膏ボード張り
を先行しないと人すら入れなくなります。
今回の施工には、さぶちゃんが活躍してくれましたが、
昔会ったごろうちゃんは他の現場だそうです。
もう20年以上も活躍しているそうですが、
こうして名前を付けることで、
スタッフがより大切に可愛がってくれるとのことです。
株式会社マツナガ
https://www.ms-matsunaga.jp/business/insulation/
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・・・どうも、ありがとうございました。