静岡物語のシンボルツリーはケヤキ。
樹高5m、目通り40cmの枝振りのよい木が
建物沿いに植え込まれ、
2階のバルコニーからも、上部を眺められます。

晴天の冬空とバルコニーのルーバー。
来春には、新緑と美しい組み合わせが見られます。

しかし、冬の日差しが映し出す影も、風情があります。

まだ、外構が一部残りますが、
いよいよ本日、引き渡しの静岡物語。

道路面が地階レベルとなっていて、
道路からのアプローチはトンネルのような
アプローチギャラリーと称する通路を経て玄関へ。

この上部は、鉄骨のフレームと、
その間に差し込まれて網入りガラス、
そして、その上部に架けられたFRP製ルーバー。

このルーバーは、海洋プラントのデッキに使用される
耐候性の強いものですが、
建築のルーバーにも転用されます。

かつて、設計監理を担当した
世田谷区立等々力児童館・地区会館の前面にも、
近隣への視線を遮るために
使用しております。その様子は、こちらから。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/200610/article_12.html

さて、静岡物語のアプローチギャラリーに使用しましたが、
上部は、デッキから庭へ続く床としても機能し、
夏には、格子状の影を、コンクリートの壁面に
落とし込むことになるでしょう。

春夏秋冬、四季に応じて影が変化する、
これも、住まいを彩る風景の一つです。

住まいの中で、朝一番に活動を開始するものって
なんだとお思いになりますか？

そりゃ、何をおいてもうちの奥さん！
とお答えになるご主人。
奥さんのご苦労が分かってらっしゃる愛妻家、
と言いたいとこですが(笑)

それは朝一番に配達された新聞を受け取る『ポスト』
このポスト、様々な形や色がありますが
それと同時に、設置される場所によっては
すまい手の朝の行動も変わってくるのでは？



ポストが門扉や住まいの外に設置されている場合、
すまい手はそれを取り外に出ていくことになります。
雨のときは、傘を差して或いはダッシュで。
今のような寒い時期は、結構大変でしょう。
でも、玄関脇にあって家の中から取り出せるとなると、
これはもう、寝起き頭のパジャマ姿で悠々と。

これだけ比べても、ずいぶんと朝の行動が
変わってくるのではないでしょうか。
今のあなたの朝スタイル、
ご自身が決めたものなのか、
はたまた、ポストに決められたものなのか・・・・。