2010年 3月の記事一覧
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帰静後、静岡物語2の現場で打ち合わせ。
こちらの方は、着々と仕上げ工事が進行中。
フィルム式床暖房の施工中でしたが、
これは浜松市にありますC/K中部加工さんが
開発生産されている私のお気に入り。
http://www.chubu-kako.jp/product/product.htm
PTC面状発熱体と呼ばれる
一定の温度まで上昇すると自然に電流が流れなくなり、
温度が下がる、つまりヒーター自体が電流を制御する優れもの。
その秘密は、面材に使用されているカーボン粒子。
もともと、車の防音シートを生産していCKさんは、
こうした薄くのばす技術を有する会社で、
生産当初から縁があって使用しておりますが、
地産地消の静岡版床暖房フィルムです。
今回は、広間と厨房の2箇所に使用し、
これに無垢のバーチフローリング厚さ15mmを施工。
床暖房対応の床材ではありませんが、
使用することのできるタイプで、価格も手頃。
もちろん、多少の目隙はできますが、
それを了承された上で、静岡物語2では採用しています。
ユニットバスを使わない私の在来浴室も、
壁の下地処理、天井の米杉板貼りも終わり、
だんだん形が見えてまいりました。
今回の浴室は、手前の洗面側とは、
強化ガラスとタイルの袖壁で仕切られて、
一体的なしつらえてなっています。
天井には、温水利用の浴室暖房乾燥機と
その点検口も完成しております。
正面に見える窓の下端まで、
天井の米杉板が貼りおろされますので、
木に包まれた、癒しの浴室・洗面となる予定です。
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沖縄某物語の合間をぬってプレゼンを
おこないました町田物語。
かつてのビフォーアフター物件で、
木材の供給を通して知り合いになり、
その後いろいろなお話しをしながら、
セミナーをしたり、見積参加をしていただいたりと
接点を持ち続けておりましたH社長。
林業家兼木材販売社兼住宅会社のオーナーは、
いろいろな見識を持たれながら、
しごく自然体の人柄。
私も結婚・子育ての時期に、
同じ小田急線沿線・鶴川に住んでおり、
町田もよく知った土地柄でしたので、
その辺りが、私とも意気投合した原因かもしれません。
町田物語の参加を打診されて、
住まいのインフォや敷地分析を経て、住まい手とも会い、
先日、プレゼンの運びとなりました。
『木の住まい』を求められる住まい手が、
私の過去の住宅の質感を気に入られていて、
今回は建ぺい率40%という条件の中で、
広間感覚のワンルーム空間と梁の見える構造、
畳座とダイニングを結びつけた一体テーブルと
そこから繋がるデッキや庭空間、
アプローチやサブ動線の扱いなど、
初期提案を気に入っていただいたようです。
これからの関わり方は、今後の打ち合わせによりますが、
まずは、第一歩を踏み出したというところでしょうか。
静岡物語2の屋根材は、ガルバリウム鋼板。
鋼板の両側にアルミ亜鉛合金処理をして、
ポリエステル樹脂仕上げした材料ですが、
これを瓦棒葺きとしています。
今回は、この瓦棒を心木有りタイプとしました。
最近は、この瓦棒の部分に、
心木の無いタイプが一般的。
私も通常は、心木無しなのですが、
今回は、将来太陽光発電パネルを
屋根上に設置できるようにするため、
荷重の受けや取り付け下地となるように、
心木有りとしています。
また、屋根勾配が非常に緩いため、
ルーフィング自体に防水性能を持たせるため、
粘着付きゴムアスルーフィング厚1.0として
万全を期しております。
屋根の色は、珍しく白色。
天井裏がないために、
熱を吸収しやすい濃い色を避けて、
熱の反射率の高い白色を選定しています。
瓦棒の先端は、軒先としてそのまま出すと
四角い小口の処理が、美しくないため、
先端は絞り込むようにして、
瓦棒の小口(端部)が消えるように処理しています。
静岡物語2で採用しております屋根の断熱材は、
現場で吹き付けて発泡させて固めるウレタン断熱材、
フォーム断熱社さんのフォームライトSL。
http://www.foam.co.jp/product/index.html
熱伝導率0.034w/m.kは、いわゆる公庫基準のD区分。
断熱等級4仕様では、厚160mmが必要です。
ここでは、開口部の緩和規定を活用して、
厚140mmでクリアしています。
このフォームライトSLの良さは、
現場発泡のため、隙間無く断熱材を施工できて、
断熱性能の確保が確実なこと。
さらに、固体化後も柔らかいため、
その後の木材の動きにも追従できること。
天井に使用する場合、天井裏がないと
直接湿気が透過して、屋根面に至るため、
屋根面で通気を取っておく必要がありますが、
これは、コストが掛かるため、
その内側に、気密フィルムを張って、
湿気の流入を防ぐことにしています。
天井の仕上げとなる
OSB合板も貼り終わり、
2階はほぼ空間ができあがりました。
ポイントの発行及び商品等への交換の申請が、
住宅エコポイント事務局において、
平成22年3月8日(月)より始まりました。
http://jutaku.eco-points.jp/
さっそく静岡市で検索してみますと、
確認検査機関や住宅建材メーカーは想像してましたが、
住宅メーカーや設計事務所まであるのには驚きました。
直接的に、設計や施工に関わる会社も申請場所。
こうした選択基準は、どのようなものなのだろう?
昨年末のこの制度の立ち上がりから、
バタバタ感は、否めませんでしたが、
とにもかくにも、動き出したようです。
政府や業界の思惑通り、
景気刺激策となれば幸いでしょうが、
新たな住宅問題とならないように、願うばかりです。
静岡物語2は、すでにエコポイント対象住宅証明書を
取得済みですので、建物の完成まで急ぐ必要はありません。
エコ住宅の新築の場合は、以下が準備する書類です。
http://jutaku.eco-points.jp/user/document/build.html
・エコポイント対象住宅証明書など
・工事証明書
・工事請負契約書コピー
・確認済証のコピー
・検査済証のコピー
・申請者の本人確認ができる書類
(運転免許証、パスポート他)
・・・ 代理申請する場合も、同様の本人確認。
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