2010年 11月の記事一覧
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隣家からの視線を和らげるときに
用います木塀。
ただ、これが2階からの視線となりますと
それを高い塀で仕切ることはできません。
南北に見通せる玄関、
その北側に創りました白玉砂利敷きの坪庭。
その向こうには、鉄骨の柱に
マニルカラの木塀で、
隣家からの視線を和らげますが、
どうしても、2階バルコニーからの
視線が気になってしまいます。
そこで、坪庭の上部に、
アルミ棒を簾に加工したスクリーンを吊り下げ、
上下で、上手く視線を緩和。
北側の柔らかい反射光が、
敷き詰めた白玉砂利から入り、
坪庭も暗くならずにすみます。
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モノトーンのシンプルな組み合わせとして、
外構の通路によく用いているのは、
既製品のコンクリート平板。
ゴロタ石との組み合わせは、
素朴で、モノトーンの質感が
落ち着きあるアプローチを演出します。
枕木や芝生との組み合わせも、
冬の表情、夏の表情ともに、
シンプルだからこそ、映える風景。
本来は、無機質な既製品にも、
その組み合わせによって、
素材の良さを引き出してくれます。
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広間に続き間として和室を創る場合に、
壁・天井の素材にモミ紙和紙を使用することが多い。
通常、この種の紙を張る場合には、
四隅だけをのり付けする袋張りという手法がありますが、
これだと梅雨時には紙が延びてたるむため、
私は、5mm程重ねて全面貼りにしてもらいます。
上級仕様では、底目地を切って貼ることもあります。
壁の素材として、塗り壁は一般的ですが、
私は柔らかいしつらえのできる紙貼りが多い。
また、広間のルナファーザー(紙クロス)AEP塗り
現在はホタテペイント(ルナしっくい)との
素材の連続感も重要な要素ですね。
その素材感を幾つか紹介。
静岡・A邸の床の間。
ここは、落とし掛けに桧、
その上部の壁に和紙合わせガラスを使用し、
床板はカシュー塗り、
壁天井はモミ紙和紙という現代床の間。
ここに桜の花びらを漉き込んだ掛け軸ならぬ
タペストリーが掲げられいて、雰囲気がピッタリでした。
石川・K邸は、もう少し正統派というべき和室と床の間。
ここも、壁にはモミ紙和紙が使われいますが、
天井をサツマヨシと呼ばれる葦を合板に貼った素材とすることで
少しカッチリとした質の空間が生まれます。
東京・U邸は、全面を収納として扱った例ですが、
扉の取っ手部分だけ違う色の和紙を貼って、
手垢で汚れがちとなる周囲だけ張り替えられるようにし、
かつ、それをデザインの一部として扱っています。
ここには、仏壇が設置されていますが、
フリッパー金物と呼ばれる、
開き戸をそのまま引き込めるという賢い機能の丁番によって、
広間の来客時に対応できるように考えられています。
いずれの和室も、琉球畳というフチナシの畳です。
この琉球表は、丈夫なため畳縁を用いなくても大丈夫。
畳の織り方向によって、市松模様に見えるのが特徴です。
近作の静岡・M邸の和室。
最近よく使います、福井市・丸和さんの超撥水・玉紙。
http://www.tamagami.jp/
これは越前和紙に撥水性と防汚性をプラスしたもの。
また、彩かさねというタイプは、
さらに繊細な染め色と手漉きの風合いが絶妙です。
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壁・天井の素材にモミ紙和紙を使用することが多い。
通常、この種の紙を張る場合には、
四隅だけをのり付けする袋張りという手法がありますが、
これだと梅雨時には紙が延びてたるむため、
私は、5mm程重ねて全面貼りにしてもらいます。
上級仕様では、底目地を切って貼ることもあります。
壁の素材として、塗り壁は一般的ですが、
私は柔らかいしつらえのできる紙貼りが多い。
また、広間のルナファーザー(紙クロス)AEP塗り
現在はホタテペイント(ルナしっくい)との
素材の連続感も重要な要素ですね。
その素材感を幾つか紹介。
静岡・A邸の床の間。
ここは、落とし掛けに桧、
その上部の壁に和紙合わせガラスを使用し、
床板はカシュー塗り、
壁天井はモミ紙和紙という現代床の間。
ここに桜の花びらを漉き込んだ掛け軸ならぬ
タペストリーが掲げられいて、雰囲気がピッタリでした。
石川・K邸は、もう少し正統派というべき和室と床の間。
ここも、壁にはモミ紙和紙が使われいますが、
天井をサツマヨシと呼ばれる葦を合板に貼った素材とすることで
少しカッチリとした質の空間が生まれます。
東京・U邸は、全面を収納として扱った例ですが、
扉の取っ手部分だけ違う色の和紙を貼って、
手垢で汚れがちとなる周囲だけ張り替えられるようにし、
かつ、それをデザインの一部として扱っています。
ここには、仏壇が設置されていますが、
フリッパー金物と呼ばれる、
開き戸をそのまま引き込めるという賢い機能の丁番によって、
広間の来客時に対応できるように考えられています。
いずれの和室も、琉球畳というフチナシの畳です。
この琉球表は、丈夫なため畳縁を用いなくても大丈夫。
畳の織り方向によって、市松模様に見えるのが特徴です。
近作の静岡・M邸の和室。
最近よく使います、福井市・丸和さんの超撥水・玉紙。
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これは越前和紙に撥水性と防汚性をプラスしたもの。
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