2011年 2月の記事一覧
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富士物語2011も、実施設計終盤。
現場では、別棟の一部増築工事で
銅板の屋根が葺き終わりました。
屋根に上がって、既存銅板屋根との
差し込み部分の納まりをチェック。
せっかく屋根に登ったので、
見事に緑青のふいた既存屋根を探索・笑。
一部増築のため、凝ることはせずに、
単なる竪ハゼ葺きとしていますが、
さすがに母屋の屋根は、
そこかしこに、板金屋さんの技が
渋く光っております。
呼び樋のセクシーな曲線に、
思わず見とれてしまいました。
恐らく、図面には描かれていない、
板金屋さんの創作力と製作力に、感心しきり。
さりげない、廻し棟も技量が必要。
継承されるべき職人技です。
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ベタ基礎の場合、基礎底版はフラットではなく、
ハンチを付けることによって、
地盤からの反力に抵抗できる
より強固なベタ基礎とすることができます。
今回は、500Φの柱状改良杭が施工されるため、
そのハンチ部分は、通常の300mm巾から、
500mm巾に広げられています。
また、改良杭がある場合は、
基礎の立ち上がりも、梁扱いとなるため、
通常は1本となる上部の主筋を
2本-D13とする必要があります。
配筋が完了すると、監理者による配筋検査、
さらに、施工者による第三者機関の
配筋検査も併せておこなわれて、
Wチェックを受けることになります。
鉄筋の検査では、かぶり厚さ、定着長さ、
鉄筋の緊結状況の他に、
ホールダウン金物やアンカーボルトの
セッティング状況も、チェックする必要があります。
設備配管の位置と基礎貫通の処理も確認。
それから、どの職種でもそうですが、
現場の掃除が行きとどいた綺麗な工事は、
その仕事自体も丁寧で、
しっかり施工されています。
こうした、様々な確認を経た上で、
コンクリートを打設することができます。
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一気に上棟となりました浜松物語2011。
少しずつ、施工状況を解説しておきたいと思います。
今回の計画地を地盤調査したところ、
1.5mまで、軟弱地盤層があることが分かりました。
この調査は、
スウェーデン式サウンディング試験(SS式)
と呼ばれる一般的な地盤調査方法です。
http://www.hokoku-eng.jp/gyoumu-doshitsujiban.html
木造の場合は、ほぼこれで地盤推定できますが、
S造やRC造では、ボーリング調査をして、
実際の土質サンプルを取って調べます。
さて、地盤改良が必要となった時点で
検討する工法は大きく分けて、
以下の3つがあります。
1.表層地盤改良
2.湿式柱状改良杭
3.乾式柱状改良杭
1.表層地盤改良:
2m以内の改良に使われます。
バックホー(パワーショベル)で、セメント固化材を
土と混合攪拌、転圧して、地盤の安定と
支持力を増強します。
施工上、バックホーが自在に動ける敷地広さが
必要ですので、今回は不適。
http://www.hokoku-eng.jp/gyoumu-hyousou.html
2.湿式柱状改良杭:
回転式掘削攪拌機、つまりドリル型を回転させて
地面を掘り進めながら、先端から固化材スラリー
(水とセメントを混合した物)を
吐出させて、土と混合攪拌して、
柱状の改良体を形成します。径は600Φ程度。
現場に仮設水道と水と面とを混ぜるプラント
(1.5m四方の箱)を置けるスペースの必要があり、
また、水を加える分、残土がより多く発生します。
今回は、場外残土処理をなくすため、採用しません。
http://www.hokoku-eng.jp/gyoumu-shhishiki.html
3.乾式柱状改良杭:
湿式柱状改良杭と同じ方法ですが、
水を使わないで、直接セメント固化材を土を
オーガ(ドリル)の正・反転によって攪拌・締め固めを
おこない、柱状の改良体を形成します。径は500Φ程度。
今回は、3.の乾式柱状改良杭を選定しています。
金額は、湿式より安くなりますが、
選定には、構造事務所や杭業者との検討が必要です。
また改良杭工事は、建物基礎との芯ズレや位置出し、
基礎底版と杭頭高さ、
そして、杭頭処理をしっかりすることが重要です。
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少しずつ、施工状況を解説しておきたいと思います。
今回の計画地を地盤調査したところ、
1.5mまで、軟弱地盤層があることが分かりました。
この調査は、
スウェーデン式サウンディング試験(SS式)
と呼ばれる一般的な地盤調査方法です。
http://www.hokoku-eng.jp/gyoumu-doshitsujiban.html
木造の場合は、ほぼこれで地盤推定できますが、
S造やRC造では、ボーリング調査をして、
実際の土質サンプルを取って調べます。
さて、地盤改良が必要となった時点で
検討する工法は大きく分けて、
以下の3つがあります。
1.表層地盤改良
2.湿式柱状改良杭
3.乾式柱状改良杭
1.表層地盤改良:
2m以内の改良に使われます。
バックホー(パワーショベル)で、セメント固化材を
土と混合攪拌、転圧して、地盤の安定と
支持力を増強します。
施工上、バックホーが自在に動ける敷地広さが
必要ですので、今回は不適。
http://www.hokoku-eng.jp/gyoumu-hyousou.html
2.湿式柱状改良杭:
回転式掘削攪拌機、つまりドリル型を回転させて
地面を掘り進めながら、先端から固化材スラリー
(水とセメントを混合した物)を
吐出させて、土と混合攪拌して、
柱状の改良体を形成します。径は600Φ程度。
現場に仮設水道と水と面とを混ぜるプラント
(1.5m四方の箱)を置けるスペースの必要があり、
また、水を加える分、残土がより多く発生します。
今回は、場外残土処理をなくすため、採用しません。
http://www.hokoku-eng.jp/gyoumu-shhishiki.html
3.乾式柱状改良杭:
湿式柱状改良杭と同じ方法ですが、
水を使わないで、直接セメント固化材を土を
オーガ(ドリル)の正・反転によって攪拌・締め固めを
おこない、柱状の改良体を形成します。径は500Φ程度。
今回は、3.の乾式柱状改良杭を選定しています。
金額は、湿式より安くなりますが、
選定には、構造事務所や杭業者との検討が必要です。
また改良杭工事は、建物基礎との芯ズレや位置出し、
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もう、2年あまり検討してきました
浜松物語2011の信州木曽桧タテ枠材を
使用した国産材2×4工法の長野県補助事業。
https://www.kenchikushiblog.com/macchan/archive/2011-02-06/
月曜日に、1階床組が終わり、
火曜日に、外部足場掛け、
そして水曜日の本日、一気に上棟です。
3日間の浜松詣でで、
本日は、1日中現場に張り付いて、
建て方チェックと事業報告用の写真撮影。
チェックといいましても、
事前に図面打ち合わせや、
パネル製作の見学会もおこなっておりますので、
問題はありません。
浜松地方の雨も、建て方前には止んで、
無事、スタート。
建坪とレッカーで敷地を占有し、
3.6mの狭隘道路に、27坪の敷地。
ギリギリの施工体制の中、
ここに22坪・4人家族の住まいが
全貌を現しました。
道路使用許可に、ガードマンと
安全対策もバッチリ。
難敵は、強風でしたが、
電話線、電線を見事な技でくぐり抜け、
何とか無事に、上棟することができました。
2×4工法(枠組み壁工法)なのに、
桧の匂いがプンプンする現場。
贅沢な材料と確かな技術が結集です。
躯体のパネル化・建て方を担当した片瀬建設、
本体元請けの常盤工業、
両社長も現場へ顔を出していただき、
木曽桧が、浜松の地に建ち上がりました。
・浜松/常盤工業(株)
http://www.tokiwak.co.jp/
・焼津/片瀬建設(株)
http://www.katase21.com/
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使用した国産材2×4工法の長野県補助事業。
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月曜日に、1階床組が終わり、
火曜日に、外部足場掛け、
そして水曜日の本日、一気に上棟です。
3日間の浜松詣でで、
本日は、1日中現場に張り付いて、
建て方チェックと事業報告用の写真撮影。
チェックといいましても、
事前に図面打ち合わせや、
パネル製作の見学会もおこなっておりますので、
問題はありません。
浜松地方の雨も、建て方前には止んで、
無事、スタート。
建坪とレッカーで敷地を占有し、
3.6mの狭隘道路に、27坪の敷地。
ギリギリの施工体制の中、
ここに22坪・4人家族の住まいが
全貌を現しました。
道路使用許可に、ガードマンと
安全対策もバッチリ。
難敵は、強風でしたが、
電話線、電線を見事な技でくぐり抜け、
何とか無事に、上棟することができました。
2×4工法(枠組み壁工法)なのに、
桧の匂いがプンプンする現場。
贅沢な材料と確かな技術が結集です。
躯体のパネル化・建て方を担当した片瀬建設、
本体元請けの常盤工業、
両社長も現場へ顔を出していただき、
木曽桧が、浜松の地に建ち上がりました。
・浜松/常盤工業(株)
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先週末に藤沢産業センターにて
おこなわれました
信州産木材204高耐久構造材開発事業の
事業報告会は、約40社、50数余名の参加者を得て
無事、終了しました。
昨年来より進めてきました、
信州材杉・桧による膨大な実験データを元にした
実験検証結果も発表され、
あらためて信州材杉-桧の204部材の活用に
自信を深めました。
http://naganokensanzai.jimdo.com/
あらためまして、長野県ならびに
長野県産材販路開拓協議会の
関係者の皆さまに、御礼申し上げます。
現在の204SPF材の単価が
¥3万/m3前後と言われる中で、
今回の信州材杉-桧は3倍前後の
価格となりそうですが、
あくまで構造躯体のタテ枠材だけですから、
30坪前後の建物では、
¥30万前後の価格差にしかなりません。
外材一辺倒の枠組み壁工法の中で、
国産材がこの価格差で活用できるのであれば、
十分な競争力があると確信しています。
山を救うことは、国土を守るのみならず、
海も救うことになるのは、周知のこと。
こうした目線をこれからの住まいづくりに持つことが
何より、重要なことではないでしょうか。
みんなが、少しずつ社会貢献活動に参加すれば、
その小さな積み重ねが、大きな成果を生んで、
次世代の子供たちに、良い環境として
受け継がれていくことが可能になるはずです。
ここ4年間関わって参りました
長野県とのネットワークや体験を、
今年は静岡で発展させようと思っているところです。
すでに、始動しておりますが、
それは、今後のお楽しみに。
その前に、もう一つ重大発表が控えてますが・・・苦笑。
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明日2/4(金)、神奈川県藤沢市の
藤沢産業センター6階で、
13:00〜おこなわれます
長野県産材販路開拓協議
・204構造部会主催の
信州スギ・ヒノキ204部材開発説明会。
http://www.cityfujisawa.ne.jp/center.html
その発表資料が、ギリギリのほっかほか・・・汗。
もう3年目の取り組みとなります、
国産材2×4工法による住まい設計と
それに波及する静岡実例を
図面や施工写真で解説します。
浜松物語2011、静岡物語2010などなど。
いつもの通り、発表はPowerBookと
keynoteを使用しておこないます。
冒頭のBGMは、シャカタク(Shakatak)の名曲
『Nightbirds』
http://www.youtube.com/watch?v=3bS-SnowDEo&feature=related
もちろん、ジョブズ風に、
One more thing.....も用意・苦笑。
今回の発表に無関係ではない某物語では、
信州ロケも敢行しております・汗。
果たして、その結末は・・・。
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