2012年 12月の記事一覧
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2階に浴室を設ける場合に、
一番大切なのは、構造架構・排水口及び排水経路の検討。
もちろん、防水・防湿方法、通気・換気についても、
検討することは必須ではありますが、
やはり、300kg超の荷重と200Lの排水対処は重要です。
浴槽下部の脚部下には、しっかりと床梁を設け、
FRP防水層を介しての排水経路は、
適切な勾配と階下のPSへの配管径路、
さらにその排水音への防音対策は、欠かせません。
こうした基本性能をしっかりと押さえれば、
ユニットバスでは決して得られない
快適なリラクゼーション空間が創り出せます。
・オープンな浴室・洗面の設計作法。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201106/article_6.html
・浴室を創るということ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201009/article_17.html
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住まいの高気密、高断熱化は、それだけで
熱ロスが押さえられて、省エネ化へ前提条件。
あとは、そこにどのような熱源で、
エネルギーを供給していくか。
太陽光、太陽熱、蓄熱、輻射・・・、電気、ガス...
私の住まいでも、様々なケースがありますが、
それぞれの計画やコストにあった選択を。
今回は、パッケージ型セントラル冷暖房のお住まい。
フルスケールのセントラル冷暖房では、
小屋裏の室内機置場やダクト経路の関係で、
一定規模以上の住まいでないと厳しいのですが、
これは、130m2前後の住まい用に開発された
アズビルのパッケージ型セントラル冷暖房ecs(エックス)
http://www.kikubari.com/product/index.html
もともと、この全館空調システム『きくばり』の
開発コンサルをおこなっていた関係で、
私の住まいでも、これまで4棟ほど採用していますが、
今回は、省スペース設計のエックスを初採用。
設定規模よりも少し大きなお住まいのため、
セントラル環境外の部分を併用して、
主生活をする箇所は、すべて一定の温熱環境を確保。
今後は、メーカー側とより効率的な配置や
換気環境を打ち合わせしながら、詰めていきます。
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昨年やっとの思いでリフォームしたわが家。
人のリフォームばかりやって・・・と、
針のむしろ状態でしたが・・・は自業自得・苦笑。
・1年3ヶ月振りの再会・水屋箪笥と百味箪笥。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201109/article_5.html
・15年、対面キッチンからオープンキッチンへ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201110/article_17.html
大掃除に、便器周りを掃除していた家人が、
便座が外れない・・・と。
いや、そんなはずはあるまい。
新しい便器に、新しい暖房便座。
わが家は、ウォシュレット派ではないので、
通常の暖房便座なのですが、これが・・・外れない...orz
ネットで調べてみると、確かに本体はずしボタンがあって、
手前にスライドさせる手前外せるはずですが、
・・・・・、ボタンが見当たらない。
よくよく調べる、わが家のは旧型。
えっ、昨年取り付けたんですけれど。。。
では、旧型はどのようにするのかと調べると・・・?!
なんと、取り付けボルトを緩めて外す仕様。
これ、便器の脇に頭を突っ込んで、
のぞき込まなければならないのね・爆。
わが家は、幅1200mm+出床と広めの便所なので、
何とか余裕がありましたが、
通常の910mm芯では、手探りだなぁ。。。
ほうほうのていで、ボルトを外して無事、引き渡し。
旧型の不都合な点を年々改良して、
新型になるのですが、人柱で体感・苦笑。
Mac系は、十分なる情報収集をおこないますが、
住設機器は、なかなかこれが読めない。
まぁ、それに合わせてリフォームするというのは、
本末転倒ですが、タイミングが悪いというのはこういうことですね。
かくして、大掃除は続く・・・。
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我々の住まいは、それぞれのご家族のための一品生産。
そのメンテナンスは、設計者と
その住まいの施工者に委ねられます。
東京時代の工務店も、先代が亡くなられて二代目に、
廃業に伴い、別の工務店へ。
いろいろなケースをサポートしますが・・・。
静岡に来て、16年。
こちらでの施工者は、まだまだ健在ですが、ここにきて
先月、今月と私の住まいでの直接の仕事関係はないものの、
いろいろな意味で情報交換やお会いしていた
静岡・浜松老舗の企業が、相次いで民事再生や倒産。
建築業界は、再来年の消費税増税に向かって、
駆け込み需要があるでしょうし、
すでに大手ハウスメーカーでは、
来年のその時期は施工が集中して受けられないかも・・・、
という煽りも使いつつ、前倒し受注が多いと聞きます。
どちらの会社も外からは、健全だと思っていただけに、
ちょっと言葉に詰まります。
コツコツと真面目にものつくりを進めていく、
よく言われる、日本の技術力・町工場のように、
それだけでは、評価されにくいこともあるでしょうし、
自助努力が大前提ではあるのですが。。。
我々の住まいを取り巻く環境を考えてみますと、
新設住宅の着工戸数、100万戸超が続いていましたが、
現在は、83万戸あたりで、その減少は続くでしょう。
それでも、世界的に見えればその着工数はトップクラス。
他方、ちょっと古い資料ですが、2003年では
世帯数4700万世帯に対して、ストック数は5300万戸、
つまり、600万も以上は住宅が余っている計算。
この状況は、1968年から始まっていますので、
実に、40年以上はあまり続けています。
それでも、新設住宅が100万戸以上という状態が、
最近まで続いていました。
この理由は、中古住宅流通が極端に少ないから。
この中古住宅流通シェアは、イギリス88.8%、アメリカ77.6%、
フランス66.4%に対して、日本は13.1%。
新設着工住宅116万戸に対して、
中古住宅が売れたのは、わずか18万戸。
日本でも、ここ10年あまりは、
品確法、瑕疵担保履行法、長期優良など、
住まいの性能の高耐久・高断熱・省エネなどの高品質化が進み、
受け継がれる住まいとしての性能が担保されています。
しかし、そこに住まう家族の将来を、
ある程度、しっかり踏まえて計画していかないと、
住まい続けるには、厳しいものがあります。
ひとの平均寿命とすまいの居住寿命、
住まい手と受け継ぐべき家族との関係、
これは、介護と密接に関係してきますが、
我々を取り巻く社会環境を、見つめ直しながら、
新築か、リフォームかを、
あるいはどのように受け継いでいくかを、
考えていかなければなりませんが、
これが非常に難しい、しかし考えなければなりません。
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既存の緑が豊富な住まい物語。
特に玄関周りには、ご両親が丹精込めた緑が、
ゆったりとした刻の流れを刻み込んでいます。
建て替えに伴い、建物をセットバックさせて、
この緑と住まいとの距離を広げ、
明るさと風景のバランスを取ることに。
さらに、アプローチはスロープを基本として、
将来に備えますが、既存の緑に、
あらたに加えられた緑、
この隙間を縫うような風景で玄関へ。
新旧の緑を違和感なく取り混ぜて、
新しい景観を創り出す。
ご両親の創り出された緑が、
この住まいの大きなヒントを与えてくれました。
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実施設計も中盤の国吉田物語。
2棟の建物による中庭感覚の住まいは、
先日は、模型にて細部の様子を再確認し、
住まい手の担う、○○を依頼。
某物語でもないので○○という伏せ字、
なにやら謎めいていますが・苦笑、
私同様に、建て主の担う部分が大きい住まいは、
お互いが、協働しながら進められています。
構造フレーム模型の製作を担う
我が社の会長も交えて・笑、
総出の楽しい住まいづくりが、進行中です。
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住まいの中には、我々がデザインした
造作ばかりではありません。
もともと、この広間には、ソファーコーナーと
食事コーナーがあり、
そこには、FLOS(フロス)社のアルコライトを
設定していましたが、このコーナーに、
ガラスの飾り棚が欲しいとのご要望。
どうせなら、多段にして、ピンスポット照明で、
演出しましょう・・・となりましたが、
元々の発想は、建て主さんから。
そして、入居後にテーブルが
これまたオシャレなガラステーブル。
このガラス棚に合うテーブルを探し出したとのこと。
それぞれのイメージが増幅して、
より豊かな生活空間になるという好例です。
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