2013年 5月の記事一覧
«Prev1Next»
豊田物語は、実施設計が佳境にさしかかり、
細部の詰めをおこなっています。
道路側のメインの外壁には、
ZAKUとは違う、ZiGを使用する予定です。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201304/article_13.html
並行して、既存建物の解体工事を
本体工事にも、参加予定の三社に見積依頼。
今回は、お父様の建てた住まいの断片を
新しい住まいに受け継ぐべく、
玄関扉、欄間、障子、照明、ガラスなど
10数点を再生・再利用します。
今回面白いのは、杉丸太と杉化粧タル木・
広木舞・木舞・化粧野地構成の下屋を
一旦解体して、洗い→カンナ掛け→再構築によって、
新しい住まいの玄関下屋として再生。
その背景を、ガルバリウム鋼板ZiGに担ってもらいます。
国吉田現場、豊田実施設計、池田山基本設計、
名古屋物語竣工、沖縄物語調整・・・、
慌ただしくなってきました。
あっ、那須計画。。。
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
静岡・国吉田物語のプレカット打ち合わせ。
プレカットとは、木造架構の仕口(接合部)を
工場加工すること。
大工さんが墨付けをして、ノミや鋸で加工するのに比べて、
工期短縮にはなりますが、加工前にちゃんと打ち合わせを
しておかないと、現場で後戻りができません。
手加工には、良さがあるのですが、
なかなか工期的にも、金額的にも難しい面があります。
手加工の実例は、こちらでご覧ください。
http://webryalbum.biglobe.ne.jp/myalbum/200606500847ca50597a5773442ffab118c63f430/903032714195103611
柱・梁の接合部や繋ぎ部、どこをどのような仕口や金物で、
どの方向におこなうかを、加工前に確認します。
国吉田物語は、ほぼすべての架構が、Jパネルと共に、
内部に現しになるため、失敗はは許されません。
図面には、詳細な指示がありますが、
架構模型を見ながら、工務店、プレカット工場と確認です。
金物種類を架構模型で示すには、
色分けしたピンを刺すのが一番。
女の園・洋裁店で怪しげに物色しましたが・苦笑、
『マミーの四季』が一番良いようです。
何だか、日曜日に見た草間彌生のようなドット模型になりました。
題して『かぞくのともしび』...
鏡と水盤の部屋でみた『魂の灯』のパクリ。。。
http://www.spmoa.shizuoka.shizuoka.jp/japanese/exhibition/kikaku/2013/01_sakuhin.php
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
トヨタホームとのコラボプロジェクト、
という割には、オプションだらけの名古屋物語は、
PC構造のガレージとスチールハウスの混構造。
ガレージを含むのボックス型に、
中庭のある平屋が取り巻くという大型住宅。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201205/article_13.html
スイス漆喰のカルクウォール外壁は、
私定番のコテむらのでないパターンで確認。
http://www.iskcorp.com/makerlink.html
仕上げも大詰めで、それぞれのディテールの調整。
神谷コーポレーションの建具は、
やっぱりその仕上げもさることながら、
フルハイト(床から壁までの建具)は、
既製品とは思えない枠仕様です。
http://www.kamiya-yokohama.co.jp/brand/estyle.html
吹き抜けとの広間と2階通路との広がり、
ダイニングキッチンと中庭との関係、
外構も含めて、あと1ヶ月余り...もないですが、
関係者の皆さん、頑張って下さい。
コーヒーよりパンの写真が多いメニュー、
コーヒーチケット、
極厚のホイップクリームをシナモンとココアパウダー
で食べるウィンナコーヒー・・・、
やはり、予想を遙かに超える珈琲文化も、
久しぶりに体験した名古屋でした。
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
昨年の6月に、初めて敷地を訪れてから一年余り。
通常より大幅な設計期間を経て、
いよいよ、工事契約、地鎮祭、着工への
みちすじに辿り着きました。
新しい工法への取り組みや静岡県産材へのこだわり、
それに、呼応するかのように、
今年度からスタートした木材利用ポイント。
様々な角度から検討してきましたが、
結果として、助成事業とのタイミングも合いました。
工事金額も決まり、最終の実施設計図書が、
初めて、トレーシングペーパーへ印刷。
これまでの打ち合わせは普通紙ですが、
最終実施設計は、やはりトレペ化。
デジタル化だけの保存では、
いくらバックアップを取っているとはいえ、
実際の現場でのコミュニケーションでは、
図面が必須ですし、
各業者さんに流す契約図面の原図は必要です。
そして、その原図のdesign欄に押されるのは、
倉敷の歴史景観保存地区で入手した
石彫りの『ま』のマーク。
朱肉がつかないように、ベビーパウダーをポンポン...
新たな決意とベビーパウダーの匂い、
赤ちゃんのように初心に戻る・・・、
いつもの住まいの儀式です。
・静岡・国吉田物語2012、始まる。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201206/article_3.html
・静岡国吉田物語は実施設計へ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201211/article_11.html
・静岡国吉田物語は、住まい手との連携が決め手。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201212/article_4.html
・静岡国吉田物語は追い込み中。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201302/article_11.html
・静岡国吉田物語・風致地区申請提出。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201303/article_15.html
・静岡国吉田物語は工事見積へ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201303/article_17.html
・静岡国吉田物語の木拾い作業。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201304/article_6.html
・静岡・国吉田物語DNAは池田山物語へ。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201305/article_4.html
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
浴室のシャワー水栓。
様々なタイプがありますが、
シャワーヘッドにこだわると意外に、
大型ヘッドが良いという意見が・・・。
TOTOでも、既存のタイプに追加できたり、
汎用性を考えたタイプもあることから、
こうした需要は、案外多いのかもしれません。
http://www.toto.co.jp/products/faucet/shower/showerbar.htm
シャワーヘッドが大型化することは、
どうしても、跳ねによる浴槽への飛沫が、
気になるところではありますが。
確かに、身体を洗う時のシャワーの頻度は多いので、
全身を包み込むような大型ヘッドによる
シャワーは気持ち良いでしょうね。
節水はどうなるの?という問題はありますが、
逆に、短時間で温まるようです。
気持ちよさが上回れば、
リラクゼーション効果が増すことで、
疲れが取れる→仕事への活力と捉えれば、
これも、あながち悪くはないか・苦笑。
TOTOでは、ユニット化した大型化もありますが、
http://www.toto.co.jp/products/bath/halfbath/
調べてみますと、やはりグローエの輸入品には
さらに、大型ヘッドによるシャワーがあります。
http://www.grohe.com/jp/18380/
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
住まいの居室以外の廊下や洗面・便所が
すべて同一温度となるということ、
それは、非常に快適なことであるばかりでなく、
住宅内での事故の原因となるヒートショックがなくなります。
エアコンのように、風量で循環させるのではなく、
ゆったりと空気を循環させるため、
不快なドラフトが発生しにくい。
さらに、電子式エアクリーナーを併用すると、
ハウスダストとは、おさらばです。
http://www.azbil.com/jp/product/kikubari/function/index.html
もちろん、春や秋の中間期には、換気モードに移行できるので、
年中冷暖房を動かすわけではありません。
但し、ゆっくり空気を循環させるということは、
ダクト径が大口径となることを意味します。
250Φのダクト経路を綿密な構造計画と
すり合わせることが必須となります。
現場で見ますと、それはまさにヤマタノオロチ。
・富士物語2011のセントラル冷暖房。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201108/article_14.html
これは、小屋裏を活用するフルバージョンのシステムですが、
静岡豊田物語では、階に置くことのできるパッケージ型。
・パッケージ型セントラル冷暖房という選択肢。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201212/article_14.html
これらは、設計サイドでの確認が必須ですので、
施工任せにしないで、経路や設置方法を打ち合わせしながら、
住まい全体の開口部や庇配置、通風計画や断熱性能など、
空調設備に頼る前の、しっかりした基本性能確保が必要だ考えます。
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
木材利用ポイント制度の骨子が、
なかなか定まらなかったにもかかわらず、
施工業者登録は5月末日までと、バタバタ感がアリアリですが・・・。
http://mokuzai-points.jp/
来年の3月末日までに、工事請負契約を締結する住宅で、
地域材を活用する住まいなら、誰でも申請可能ですが、
その際には、施工者にこの一言が重要です。
『木材利用ポイントが使用できる登録業者ですか?』
つまり、登録業者に工事施工を依頼しないと利用できないのです。
これは、今年度の施工業者選定の
大きなポイントとなりそうです。
木材利用ポイントの施工業者登録をお忘れなく。
【対象期間】
2013年4月1日~2014年3月31日までに工事請負契約を締結したもの
または、予算額410億円に達するまで
【申込期間】
・単県型:平成25年5月上旬 ~ 5月31日(金)必着
・全国型:平成25年5月1日(水) ~ 5月24日(金)必着
http://mokuzai-points.jp/constructor/index.html
【対象工事・付与ポイント】
①新築:30万ポイント
②内装・外装材の木質化:使用量による
③木材製品及び木質ペレットストーブ:製品の価格帯毎に、
その下限価格の10%相当のポイント(上限10万ポイント)
今回の特徴は、登録施工業者が施工しなければ利用できないという制度。
つまり、地域材への取り組みが、ハッキリしていないといけないので、
単に、ポイント狙いの単発営業は排除されます。
それは、下記の内容でも明らかですね。
申請する認定事業者に対しては、
①地域材の積極利用と利用の意義ならびに良さを広く周知、
②農山漁村地域の活性化ために事業活動を行い、
その貢献度合いについて情報発信をすること
③全国を対象とする事業者に対しては、①・②について全国各地の
モデルとなる取り組みをすることを求められます。
また、申請書には
A)地域材の供給に関して連携する木材供給業者や木材加工業者の事業者名
B)地域材の利用促進に対して取り組み
C)農山漁村の活性化への取り組み
を記載するよう求められます。
在来工法、枠組壁工法でも、申請できますが、
地域材と輸入材が混在する場合は、過半が対象材であることや、
構造用合板の厚みや材積のカウントが違いますので、
ちゃんとした根拠に基づく使用条件となりますので、注意が必要です。
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
見積書の提出から、内容や数量チェック、
さらに、仕様の見直しと、より効果的な納まり変更、
さらに、減額提案を含めての金額調整。
その間、色々な方面とのやり取りの中で、
思わぬ繋がりから、より効果的な分離発注も可能となり、
どうにか、工事契約・地鎮祭へと進みました静岡・国吉田物語。
・静岡産杉Jパネルによる落とし壁工法
http://www.marutenboshi.co.jp/jpanel01.html
・全面的に採用するDボルトによる緊結
http://www.cobot.co.jp/dbolt/dbolt.html
・桧の静岡県産材合板
http://ameblo.jp/sl-world/entry-11069532404.html
・ノーリツのWソーラーシステム
http://www.noritz.co.jp/product/taiyo/double_solar.html
静岡産の自然素材と太陽光発電+太陽熱エコジョーズ、
柔らかい空間を包み込むシステムには、
様々な工夫が取り入れられていて、
私にとっても、あらたな挑戦的要素が多く含まれます。
さらに、各種の助成金もしっかり取り込み。
・しずおか木の家推進事業の助成金
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-380/sundeyoshi.html
・木材利用ポイント
http://mokuzai-points.jp/about/index.html
作業量は増えますが、よりよい住まいのために、
労は惜しみません。
そして、この国吉田物語のDNAは、
そのまま基本設計中の池田山物語へと引き継がれます。
人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
・・・どうも、ありがとうございました。
にほんブログ村
«Prev1Next»