2021年 10月の記事一覧
もう10年近くおこなっております、
建築計画Ⅰの授業に外部講師を招いての特別講義。
昨年は、コロナ禍で初めて中止となりましたが、
今年は無事、開催可能となり、
本日10/29の専門学校の授業は、
タニタハウジングウェア・谷田社長による講義です。
『雨のみちをデザインする』
http://www.tanita-hw.co.jp/
いつもお忙しい合間を縫って、
静岡に来ていただいております。
どうも、ありがとうございます。
・雨のみちデザイン・ウェブマガジン
建築家の様々な『雨のみち』試みをインタビューと共に読み解きます。
http://amenomichi.com/
・谷田社長のブログ
全国で活動されている谷田氏が垣間見られます。
https://www.tanita-hw.co.jp/amenomichi/
参考までに、以下は私の設計した住まいの解説ページリンクと
そこで使用したタニタハウジングウェアの樋と建物デザイン。
それぞれの住まいにとって機能上かつデザイン上、
密接な関係のある、必要な選択となっています。
それぞれに、使用した樋製品へのリンクが張ってありますので、
こちらも、この機会に見てください。
・静岡・島田の家。2022年春竣工予定
https://atelier-m-architects.at.webry.info/202110/article_4.html
敷地内の18m大ケヤキからの落ち葉対策と
すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/
・静岡・島田の家/棟門。2022年春竣工予定
旧宅の棟門の緑青吹き銅板屋根と桧構成材を再利用して、
タニタの銅製樋とくさり樋で新しい棟門を造ります。
Suscu軒とい(半丸) くさり樋
https://www.tanita-hw.co.jp/product/73/
https://www.tanita-hw.co.jp/product/24/
・多摩区・生田/小田急沿線の家。
ここでの樋は、外観のボーダーに見えるような
モールガーターと呼ばれる3段ラインの薄型樋。
※こちらは残念ながらこの樋は廃番となってしまいました。
・静岡・国吉田/静岡市内を一望する家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201801/article_6.html
大屋根の排水と質感を考えたステンレス樋・レクステン
https://www.tanita-hw.co.jp/product/33/
ステンレス レクステンたてとい
https://www.tanita-hw.co.jp/product/35/
・熱海・下多賀の桜と海を愛でる家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201801/article_3.html
10mのソメイヨシノ・八重桜の枝の下に入り込む屋根には
落ち葉対策にもってこいのすとっ葉°ーというカバーつき樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウムたてとい(すべて共通)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/45/
・静岡・大谷/相模湾を望む家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_11.html
山からの落ち葉対策と共に、
ここでは、すとっ葉°ーを屋根の先端に見立てて
屋根と一体に扱い、樋の存在を消そうという試み。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/
・富士・吉原の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_7.html
深い軒先の先端をすとっ葉°ーで押さえ、
大きな入母屋屋根の大らかさを表現。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
ガルバリウム 棟まどS形(棟換気口)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/54/
・静岡・国吉田の家2。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_8.html
・静岡・池田山の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_9.html
切り妻のシンプルな屋根に合ったシンプルな半丸樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/37/
・静岡・豊田の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_6.html
特徴的な軒裏の米松押し縁の軒先押さえを兼ねた箱型樋。
https://www.tanita-hw.co.jp/product/38/
外壁材はガルバリウム スパンドレル ZiG
https://www.tanita-hw.co.jp/product/75/
・広島/呉・大之木ダイモモデルハウス・木香(このか)の家。
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201712/article_10.html
シンボルツリーのために屋根に空いた開口部から「ensui」(鎖樋)
https://www.tanita-hw.co.jp/product/96/
雨樋・すとっ葉°ーの雨水流入実験装置
https://www.youtube.com/watch?v=IMDiFdBF3Gw&feature=youtu.be
http://blog.with2.net/link.php?460485
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・・・どうも、ありがとうございました。
『雨のみちをデザインする』
これはタニタハウジングウェア・谷田社長の社是ですが、
建築にとっても大切な言葉です。
https://www.tanita-hw.co.jp
私の教えている静岡産業技術専門学校でも、
特別講義として、谷田社長に1コマ授業を
お願いしており、もう10年近くなります。
昨年はコロナ禍で、中断しましたが
今年とは、何とか開催できそうで良かったです。
この講義のあとでは、
学生たちも樋への関心が一気に高まります。
2019特別講義『雨のみちをデザインする』
https://atelier-m-architects.at.webry.info/201910/article_1.html
いくら綺麗な立面をデザインしても、
そこ取り付く軒樋から呼び樋、
そして落ちてくる竪樋の位置や素材と色、
これで台無しになるという外観を見掛けることもあります。
立面検討段階から樋の位置、
つまり雨のみちを考えて、
建物と屋根の位置関係を決めることが大事です。
しかし、あくまでも住まいの中での優先順位は
内部空間と住まい動線他ですので、
それを上手く納めるためには、設計側の技量です。
今回の住まいではなかなか難しい関係の箇所もあり、
屋根の架け方、構造、建て方、仕上げの納まりなど、
シンプルに納まる方法を心掛けました。
今回は、跳ね出しの外壁と屋根
そこに絡む下屋屋根の関係、
大屋根と庇との二段屋根への見せ方、
ガレージ棟と母屋玄関との離れと高さ、
中庭谷樋の流れ分散と片流れの位置と落し口とサッシ位置、
屋根から下屋、呼び樋と軒樋の納め方、
様々な箇所で微妙な部分があったので、
躯体設計時から設備も含めて、
施工者との検討も早めにおこなっていました。
また、敷地内の18m大ケヤキの落ち葉での
樋掃除にご苦労があった住まい手のために、
いつものすとっ葉°―というカバー付軒樋で対応し、
そのメンテナンスを不要としています。
ユキノキ・すとっ葉°―U16号
https://www.tanita-hw.co.jp/product/43/
しかしこうしたことは、
当たり前のように納まって、それが普通、
住まい手の目はほとんどいかないと思いますが、
そんな無理なく普通に納まるということが、
大事なことだと改めて感じます。
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・・・どうも、ありがとうございました。