電気設備の位置出しは躯体に直接描く
投稿日:2021年07月27日火曜日 19時47分24秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: 住まい設計
私の住まいでは上棟して屋根ができあがると、
その同日にはルーフィング施工がおこなわれて、
雨に対応できるようにしています。
当たり前のようなことではありますが、
枠組み壁工法のパネル化工事でも、
建て方時の天候調査と屋根が架かる時点での
ルーフィング施工は、天候とにらめっこ。
このタイミングでの雨は避けなければなりません。
そして、その後には外部サッシの搬入取付が始まりますが、
今回の現場では、ウッドショックは回避できたものの、
サッシの生産にも遅れが出ていて、
納期が三週間ほど延びてしまったので、
透湿防水シートを開口部まで巻き込んで、
内部作業の支障が無いようにしました。
こうして、外壁の通気胴縁や軒裏の下地処理で
外部の大工工事が始まりますが、
ここで、内部は私のひとり仕事タイムとなります。
これから入る電気工事の前に、
スイッチやコンセント、照明器具、
さらにメディアコンセントやテレビ・オーディオ廻りの
HDMI、LAN、スピーカー配線などの設置位置を
躯体に直接描いて指示します。
これには、ウェスタンレッドシーダーの割付、
タイル割付など指示するには
相当な図面が必要となるので、
それを建築・電気設備に図面で伝えて、
打ち合わせ、施工、現場チェックをするよりも、
設計監理者の私が、直接躯体に描き込んだ方が早い。
ということで、現場にパソコンを持ち込んで、
臨時アトリエを開設して、
ひとり黙々と作業をおこなった方が、
かえって早いという経験に基づいています。
また、私がここまでやることで、
建築・電気設備・設備他の各職方さんが、
普段以上に、力を入れてくれるという
好循環の副作用が産まれます
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・・・どうも、ありがとうございました。
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