2010年 7月の記事一覧
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階段室は、外部に面して設けられる場合が多いですが、
ここは、採光・通風のための重要な空間となります。
階段の窓→個室の欄間→個室の窓という
自然な空気の流れによって換気を考えることも大切です。
この例のように隣家の外壁から
1.5m程しか離れていない場合には、
光を取り入れる貴重な空間となります。
なぜなら、そこは屋根に近い空間として、
空からの光を取り入れられるトップサイドライトが
設けられる場所でもあるからです。
雨漏りのことを心配されて、
トップライトはちょっとどうも、という方も、
壁面に設けられるトップサイドライトであれば安心ですね。
こうした部分では、サッシの形が屋根の影響で
台形になりがちで、コスト的にもアップ要因。
さらに、断熱性を考えるとペアガラス。
う〜ん、これではさらにコストがという方への
とっておきのタイプは・・・?
ポイントは、この光を通す断熱材。
この白い断熱材は、ペットボトルに使用されている
ポリエステルを再利用しており、
断熱材特有の、触ってチクチクすることもなく、
吸水性が全くないためすぐに乾燥し、
他の断熱材ように性能低下がありません。
そして、断熱材以外の効用として光が通る。
これを普通に壁の間に入れて、
外側を網入りガラスで、内側をポリカーボネート板で
塞ぐことで、白い断熱材から光を通り、
熱を通さずという、造作トップサイドライトが完成します。
パーフェクトバリア/エンデバーハウス社
http://www.endeavorhouse.co.jp/index.html
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階段室の上部空間、
今度はちょっと変わった使い道。
ご覧の写真、一般の方には
ちょっとギョッとするかもしれませんが、
これが和服を着たマネキンとお分かりの方は、
着付けのできる方かもしれません。
実はこれ、着物の着付け練習用のマネキン。
階段を上がったすぐの和室を普段は広間に、
そして着付けの先生をされている奥様が
着付け教室をおこなうときに必要となる
マネキンを階段の上に収納しつつ、
普段もディスプレイとして活用するという実例。
ちょっと、普通のケースでは
考えにくいかもしれませんが、
これは、2006年放映の大改造!!劇的ビフォーアフターの物件。
写真では見えにくいですが、
マネキン前にはワイヤーがあり、
落下防止を施してあります。
また、マネキンの背後の壁も半畳の押入で、
こちらも階段室の上部を活用しています。
こうしたイメージは、なかなか伝えにくいので
その説明時のスケッチを少し公開。
さらに、このマネキン台は
スライドテーブルとなっていて、
和室側に引き出して、マネキンを取り出し、
その台は、帯の選択台へ。
押入の扉の後からは、姿見がスライドして現れて、
欄間の格子も、パタンと倒せば着物掛けに。
これで、教室後の着物のシワ直しにも
使えて一挙両得、いや三特。
こうした特殊な用途にも利用できる階段空間、
ますます、その魅力に磨きがかかります。
誰ですか、ここにガンダムが飾れるじゃないかというのは・・・笑。
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