2011年 1月の記事一覧

«Prev1Next»
11年01月31日 05時54分01秒
Posted by: macchan
U広間11.jpg

先日の某物語は、
現場での最後のENG撮影が終了。
これは、大型カメラ、照明、音声構成の
映像チームによる重要カット撮影のこと。

これで、現場にての撮影はすべて終了・・・、
といきたいところでしたが、
あと半日ほど・・・(@_@;)

そして、最大の山場となる
リアクション撮影とアフター撮影を残すのみ。

建物自体のダメ工事拾いと、
引き渡しに向けての準備で、
最後の大詰めです。

先日は、この撮影の合間を利用して、
学生による現場講義と、
今回のリフォームに
多大なるご協力を頂きました
各企業の方々への見学会を同時おこないました。

・・・ん、学生??
おっと、危ない危ない・苦笑。

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
11年01月26日 06時32分53秒
Posted by: macchan
小屋組11.jpg

さて、リフォームによる構造補強について
基礎や躯体の柱・梁についてお話ししてきましたが、
空間的な話の方へ、話題を移していきたいと思います。

リフォームは、限られたスペースを有効に使い込み、
広がりや光のみちを取り出さなければなりません。
こうした中で、これまで使用されず、
住まい手に見向きもされなかった、
そんな貴重な空間が埋もれている所があります。

それが天井裏、
つまり屋根の躯体を構成している小屋裏です。
リフォームのために天井を剥がしてみると、
そこには、その住まいの歴史が刻み込まれております。

梵天11.jpg

まず、目にはいるのが梵天、
上棟式の時に小屋裏に置かれる神様の祭場の象徴ですが、
ここにはその年月日が記されていて、往事を忍ばせます。
さらに、屋根を支える小屋組には
当時の棟梁の創意の跡が伺えます。

リフォームでは、それに光を当ててあげることで、
空間がより豊かに変貌させることができます。

天井を上げると共に、こうした小屋組を露出させて
インテリアの一部として扱うことで、
勾配天井のアクセントとすることができるわけですね。

小屋裏K112.jpg

さらに、トップライトを設置すれば
そこに文字通り光が当てられて、
一層効果的な演出をおこなうことができます。

これまで、縁の下ならぬ、天の上から
住まいを覆い包んできた部分は
意外に気づかないスペースです。

リフォームをお考えの方は、
ひとつ天井裏を覗いてみてはいかがでしょうか。
きっと、新しい出会いができること請け合いです。


人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
11年01月25日 05時42分59秒
Posted by: macchan
U外構1.jpg

1週間の1/3を現場に費やす
最後の追い込み真っ盛りですが、
建物はほぼ完成を迎えております。

一部家具やクイズ振り、
さらに、今回リフォーム最大の特徴となる
壮大なアイテムも、作業がもう少し・・・。
途中から湧いて出たアイディアとはいえ、
追求するとキリがないなぁ・・・。

しかし、○○があれだけ喜ぶのだから、
まして○○は、大興奮だろうなぁ。

体も、腰も、腕も、そして頭も、
もう、ボロボロですが、
何とか光明が見えて参りました・・・とさ。

そんな中だからこそ、現場は和気藹々・爆。
レフ1.jpg

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
11年01月20日 12時12分49秒
Posted by: macchan
リフォームプランで一番構造に影響を
及ぼす変更は、階段位置を替えること。

特に狭小の古い住まいを、
効果的にリフォームするためには、
急な危ない階段をゆったりさせる位置へ移動することが
必要な処置となりる場合もあります。

この場合に、必ず発生するのが梁の掛け替え。
階段というものは、上下階を繋いでいますから、
2階の床が空いた空間で上がっていくことになるため、
この部分の梁は掛け替えることになります。

2階梁1.jpg
掛け替える梁は、強度の高い松材を使用して
羽子板ボルトを併用して留めつけます。
さらに、その写真の奧には赤い鉄骨が見えますが、
これは、リップみぞ形鋼という凹型の
軽量形鋼を2枚合わせにして
ボルトで留める合成梁としています。
ここは、管柱があった壁の所を撤去して、
その柱を合成梁のウェブ(高さ方向)に利用しています。

210梁受け1.jpg
次は、2×4用の床根太210を3枚合わせにした
いわゆる枠組み壁工法用の梁して、
梁受け金物を介して取り付けた例。

梁鉄骨補強1.jpg
1階の下屋下の梁補強には、
H型鋼の鉄骨を直角方向に渡してサポートしたもの。
これは、長手方向に補強すると
梁の成(高さ)が大きくなってしまうために
こうした処理をおこなっています。

鉄骨梁のところどころにリブのようなタテ材が見えますが、
これは、鉄骨梁の成(せい/高さ)が少ない分、
たわみが出ないように、スティフナーと呼ばれる
補強プレートを溶接しています。

このように、リフォームの場合は
解体するまで不明の部分がありますので、
当初の設計で想定していても、
実際の構造の状況に応じて
より良い補強していくことが重要となります。

全体の補強のための構造計算を
まずおこなった上で、
必要に応じて、各部の対応をおこないます。

・リフォームの構造補強は現状把握から。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201010/article_21.html
・構造計算に基づく構造補強箇所のチェック。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201011/article_1.html
・無筋基礎の耐震化プロセス。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201101/article_11.html

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
11年01月16日 08時30分56秒
Posted by: macchan
撮影隊101.jpg

今回のお住まいは、2時間スペシャル。。。
これは、本当に格別長いんですよねぇ。
さて、いよいよ今月末の完成に向けて、
工事も、撮影も、急ピッチの某物語。

この冷え込みの厳しさの中、
腰の鈍痛を、鍼灸でしのぎつつ、
工事も、撮影も急ピッチ。

冷え込みの厳しい中、
息子のベンチコートを着ての撮影も許可され、
なんとか、しのいでおります。

まるまる1日撮影という日が多くなり、
工事の打ち合わせを合間に、
おこないながら、微調整、チェック。

○○が○○なため、○○も多く、
また、そこにクイズ振りが絡むために、
現在、○○を現場の状況を見ながら施工中。

しかし、この住まいの現状ならではの装置は、
きっと、○○も大喜びするはず。

さて、あと2週間あまり、
腰が持つことを祈るばかりです。


人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
11年01月14日 07時13分20秒
Posted by: macchan
以前の記事から、間が空きましたが・・・。
・リフォームの構造補強は現状把握から。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201010/article_21.html
・構造計算に基づく構造補強箇所のチェック
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201011/article_1.html

木造部分の耐震補強が決まりましたら、
お次は、肝心かなめの基礎。
古い住宅では、基礎自体が無い場合もありますが、
基礎はあっても内部に鉄筋が無い場合。

基礎詳細1.jpg

コンクリートは圧縮力に、鉄筋は引張力に対抗し、
お互いが一体となって初めて構造的な耐力を発揮します。
そこで、内部に新たに鉄筋の入った基礎を新設します。

今回は、外周部に新たな基礎を打ち増しして造る方式ではなく、
建物全体の床下をベタ基礎とし、
内部に造る新たな基礎と一体化する手法としています。

内部の基礎位置は、木造部分の構造計算によって出された
耐力壁、つまり筋交いの入った壁の下に造ります。

ベタ基礎は、D10の異形鉄筋を
タテヨコ250ピッチで配置し、厚さ150mmの
コンクリートを打設します。
この時、大切なことは新しく造るベタ基礎と
周囲のコンクリート基礎を一体化するために
鉄筋配置に合わせて、既存の基礎に鉄筋を打ち込みます。

2耐圧版11.jpg

これは、ホールインアンカーと呼ばれ、
鉄筋の受けとなる筒をドリルで開けた穴に打ち込み、
そこへ鉄筋を挿入します。
これをベタ基礎の配筋と定着長さL=350ほどラップさせます。
接着剤入りのケミカルアンカーを用いることもあります。

定着長さとは、鉄筋を重ね合わせる長さで
これにより、一本の鉄筋をして耐力を発揮します。
また、ベタ基礎下には砕石厚100と
防湿フィルムを施工して、床下の湿気を完全にシャットアウトします。

ホールダウン11.jpg

ホールダウン金物と呼ばれる柱と基礎を繋ぎ止める金物は、
既存の無筋基礎には設置できませんので、
新設される基礎の部分に設置します。
このようにして、無筋基礎を補強し、
木造躯体と一体化していきます。
写真では、まだ設置されていませんが、
新設された筋交いにも金物を設置していきます。

ホールダウン設置11.jpg

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
11年01月05日 06時05分04秒
Posted by: macchan
某勉強コーナー1.jpg

年末のギックリ腰のために、
延期となりましたクイズ振りの回答編撮影。

やはり、大がかりな○○ため、
搬入、加工、調整、取り付けは1日がかり。

まだ、全快していない腰のため、
上下ヒートテックに、靴下二重、
ほっカイロを腰・首・足先の合計4個、
さらにコルセットに、撮影スタンバイ中は
膝掛けを腰から下に巻いて、
という完全武装で臨みました。

明らかに着膨れ匠・爆。

天候は良かったものの、
日がかげってくると同時に
シンシンと底冷えのする現場で続く撮影。

何とか無事に撮り終えました。
しかし、すっかり冷え切ってしまい、
ちょっとやばそうなので、
本日、一番に鍼灸へ行ってきます・苦笑。

さて、お次は今週末の2アイテム目・・・。
追い込みは続きますが、
他のプロジェクトも、追い込み。
初詣のお祈りで、どこまで持ちますか??

撮影機材10.jpg

人気blogランキングに参加しています。
↑よろしければ、クリックをお願いいたします。
 ・・・どうも、ありがとうございました。

にほんブログ村 住まいブログへ
にほんブログ村
«Prev1Next»