2017年 6月の記事一覧

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17年06月09日 07時50分28秒
Posted by: macchan


アトリエ上部の吹き抜けに個室を増設。
俗に、籠もり部屋と称しますが・苦笑、
下部が仕事部屋なので監視付きか・・・。

ところが、アトリエからの非常用の扉はあるものの、
主たる出入り口は、母屋からサッシを開けて、
ルーフバルコニー、つまり一旦外に出て個室に入る。

もともと、アトリエ上部からの出入り口として、
扉を設置があり、ルーフバルコニーにも
将来用にルーバーは設置済み。

FRP防水仕上げのルーフバルコニーに、
置き型のデッキを設けて、通路に。
さらに、既存のルーバーの上には、
旭硝子の耐候性シート・カーボグラスXLWクリアで屋根を。
これは外部の直射日光下で使用しても、
黄変・劣化しにくく、透明感を保てる
両面高耐候ポリカーボネートシートです。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/carbo_kinou-sheet.pdf

既存の米松ルーバーの上に、
片流れ用の三角の米松パッキンを追加し、
ゴムパッキンを介して載せて、
アルミフラットバーで、押さえ込むというシンプルディテール。
さらに、片流れ側には板金屋さんに依頼してW50mm×H30mmの
箱樋を依頼中。これを両側にある屋根樋に突っ込みます。

通路巾90cmのデッキ通路の上部に、
巾200cm巾の屋根ですから、
まさに、オープンエアの外部通路。
なかなか快適な屋外通路となりました。

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17年06月07日 07時33分42秒
Posted by: macchan


断熱トップライトとは、
既製品のLow-eペアガラスのトップライトではなく、
他の素材を活用する造作トップライトのこと。

エンデバーハウス社のパーフェクトバリア
http://www.endeavorhouse.co.jp/index.html
この透過性のある断熱材を挟み込んだ
断熱トップライトはすでに実践投入済み。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_25.html

今回使用するのは、AGC旭硝子社製のツインカーボ・タフネス。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/leaflet/tcarbo_all.pdf
透明でありながら多層質のため、
適度な不透明感があり、
また、乱反射によって光量はあまり落ちません。
自邸の半透明クロゼットの床にも使用しています。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201706/article_2.html

さらに、この多層質が空気層となるので、
断熱性能も期待できるということで、
出床として創り出した家事コーナーの
上部トップライトの内側に厚さ25mmタフネスを設置。

これで、お隣の窓からの視線も気にならず、
光量の拡散と断熱化をすることができました。
壁に使用したルナファーザー
+ルナしっくい(ホタテペイント塗装)により
豊かな朝日が食堂に導けるようになり、
一段と食堂空間の広がりができました。

また、トップライトに使用したのは、
同社の高耐候性シート カーボグラス 厚6 XLW クリア。
これは、外部に使用しても黄変劣化しない外部用ポリカーボネート板。
自邸にも、良い展示場が完成しました。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201705/article_1.html

いつも、大改造!!劇的ビフォーアフターで
ご協力いただくAGC旭硝子さん。
先日、2017.4.2放映のさだまさしの詩島再生計画でも、
母屋の見晴らしデッキに上がる棟屋でも使用しております。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_7.html

大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.
長崎・さだまさしの詩島再生計画
http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00185gksw.html

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17年06月02日 07時16分31秒
Posted by: macchan

階段室上部の空間は、使い方次第で
様々な収納として使用できることは、
これまでもいつくかの実例で説明をしました。
・階段上部空間の活用事例1・作業カウンター
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_28.html
・階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_6.html
・階段上部空間の活用事例3・着付教室サポート。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_8.html

今回の自邸のリフォームでも、
不足するクロゼットを増築することにしました。
ただ、ご覧の写真のように、
階段上は、2階と共有する窓があります。
ここをすべて壁にしてしまっては、
階段の上がり口に落ちてくる光がなくなってしまいます。


これまでも、階下に光を落とす透明ブリッジを、

幾つかの住まいで実践しました。
・厚10mmポリカーボネート板による透明ブリッジ
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_24.html

今回は通路ではなくクロゼット。
不透明であることが要求されますが、
本当の不透明では、その光量が大幅に減ってしまい意味がなくなります。
そこで、素材として透明ですが、
多層質断面のためある程度の不透明性があり、
かつ、それ自体に強度がある優れもの、
AGC旭硝子のツインカーボ・タフネス厚25mmを床材に。

さらに、両側をツインカーボクリア厚6mmを壁として、
不透明のクロゼットを製作しました。
こちらのAGC旭硝子さんのカタログにも、
私の建具や目隠しの事例が、4点ほど掲載されています。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/leaflet/tcarbo_all.pdf

また、奥行きが1,000mm以上ありますので、
手前に2段のハンガーパイプで洋服掛け、
奧にバックなど普段使いでないものの収納棚2段、
上部には、まくら棚1段と、
前後上下を有効に使用するクロゼットができあがりました。

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17年06月01日 07時14分22秒
Posted by: macchan

30年前、企画・設計・現場監理を初めて全てを担当したは、
私の原点となる住まい。
完成後も、ご家族を含めてお付き合いをさせていただきましたが、
かつての二世帯住宅からこれからのご夫婦のための
有効スペースへの転換として考えられたリフォームです。

私の22年前の設計による住まいに、
新たな機能が付加されて、再び蘇りました。
まずは、L型の対面キッチンをオープンキッチンへ。

4人家族をまかなうためには、
対面キッチンのカウンターと吊り戸棚に
食堂側の上下の収納を加えた充実が必須。
しかし、子供達が巣立った今は、
囲まれたL型よりも、食堂側へひらき、
さらに、サンルームパティオへと連続する動線が求められます。

また、L型キッチンからオープンへ変えることで、
余裕のできた動線には、
新たにアイランドカウンターを追加。
これにより、より自由度の高いキッチンとなります。
このアイランドカウンターは、
必要に応じた棚設計をした造作キャビネットの上に、
キッチンメーカーのカウンターを載せて、
全体の素材感を揃えています。

さらに、背面の食器棚も引き出しタイプや
スイングアップ扉にして、
オープンキッチンに合わせた収納形式も変更。
床には床暖房を敷設して、
足元対策もバッチリです。

22年前の米杉の無垢板厚さ10cmの食堂テーブルも、
表面をサンダー掛けし、ウレタン塗装をし直して、
樹齢600年以上の見事な木目を浮き立たせております。

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