2017年 6月の記事一覧
アトリエ上部の吹き抜けに個室を増設。
俗に、籠もり部屋と称しますが・苦笑、
下部が仕事部屋なので監視付きか・・・。
ところが、アトリエからの非常用の扉はあるものの、
主たる出入り口は、母屋からサッシを開けて、
ルーフバルコニー、つまり一旦外に出て個室に入る。
もともと、アトリエ上部からの出入り口として、
扉を設置があり、ルーフバルコニーにも
将来用にルーバーは設置済み。
FRP防水仕上げのルーフバルコニーに、
置き型のデッキを設けて、通路に。
さらに、既存のルーバーの上には、
旭硝子の耐候性シート・カーボグラスXLWクリアで屋根を。
これは外部の直射日光下で使用しても、
黄変・劣化しにくく、透明感を保てる
両面高耐候ポリカーボネートシートです。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/carbo_kinou-sheet.pdf
既存の米松ルーバーの上に、
片流れ用の三角の米松パッキンを追加し、
ゴムパッキンを介して載せて、
アルミフラットバーで、押さえ込むというシンプルディテール。
さらに、片流れ側には板金屋さんに依頼してW50mm×H30mmの
箱樋を依頼中。これを両側にある屋根樋に突っ込みます。
通路巾90cmのデッキ通路の上部に、
巾200cm巾の屋根ですから、
まさに、オープンエアの外部通路。
なかなか快適な屋外通路となりました。
http://blog.with2.net/link.php?460485
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断熱トップライトとは、
既製品のLow-eペアガラスのトップライトではなく、
他の素材を活用する造作トップライトのこと。
エンデバーハウス社のパーフェクトバリア
http://www.endeavorhouse.co.jp/index.html
この透過性のある断熱材を挟み込んだ
断熱トップライトはすでに実践投入済み。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_25.html
今回使用するのは、AGC旭硝子社製のツインカーボ・タフネス。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/leaflet/tcarbo_all.pdf
透明でありながら多層質のため、
適度な不透明感があり、
また、乱反射によって光量はあまり落ちません。
自邸の半透明クロゼットの床にも使用しています。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201706/article_2.html
さらに、この多層質が空気層となるので、
断熱性能も期待できるということで、
出床として創り出した家事コーナーの
上部トップライトの内側に厚さ25mmタフネスを設置。
これで、お隣の窓からの視線も気にならず、
光量の拡散と断熱化をすることができました。
壁に使用したルナファーザー
+ルナしっくい(ホタテペイント塗装)により
豊かな朝日が食堂に導けるようになり、
一段と食堂空間の広がりができました。
また、トップライトに使用したのは、
同社の高耐候性シート カーボグラス 厚6 XLW クリア。
これは、外部に使用しても黄変劣化しない外部用ポリカーボネート板。
自邸にも、良い展示場が完成しました。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201705/article_1.html
いつも、大改造!!劇的ビフォーアフターで
ご協力いただくAGC旭硝子さん。
先日、2017.4.2放映のさだまさしの詩島再生計画でも、
母屋の見晴らしデッキに上がる棟屋でも使用しております。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201704/article_7.html
大改造!!劇的ビフォーアフター2017.4.2 OA.
長崎・さだまさしの詩島再生計画
http://www.asahi.co.jp/beforeafter/d00185gksw.html
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階段室上部の空間は、使い方次第で
様々な収納として使用できることは、
これまでもいつくかの実例で説明をしました。
・階段上部空間の活用事例1・作業カウンター
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_28.html
・階段上部空間の活用事例2・スライドクロゼット
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_6.html
・階段上部空間の活用事例3・着付教室サポート。
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201007/article_8.html
今回の自邸のリフォームでも、
不足するクロゼットを増築することにしました。
ただ、ご覧の写真のように、
階段上は、2階と共有する窓があります。
ここをすべて壁にしてしまっては、
階段の上がり口に落ちてくる光がなくなってしまいます。
これまでも、階下に光を落とす透明ブリッジを、
幾つかの住まいで実践しました。
・厚10mmポリカーボネート板による透明ブリッジ
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201006/article_24.html
今回は通路ではなくクロゼット。
不透明であることが要求されますが、
本当の不透明では、その光量が大幅に減ってしまい意味がなくなります。
そこで、素材として透明ですが、
多層質断面のためある程度の不透明性があり、
かつ、それ自体に強度がある優れもの、
AGC旭硝子のツインカーボ・タフネス厚25mmを床材に。
さらに、両側をツインカーボクリア厚6mmを壁として、
不透明のクロゼットを製作しました。
こちらのAGC旭硝子さんのカタログにも、
私の建具や目隠しの事例が、4点ほど掲載されています。
http://www.agc.com/polycarbonate/pdf/leaflet/tcarbo_all.pdf
また、奥行きが1,000mm以上ありますので、
手前に2段のハンガーパイプで洋服掛け、
奧にバックなど普段使いでないものの収納棚2段、
上部には、まくら棚1段と、
前後上下を有効に使用するクロゼットができあがりました。
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30年前、企画・設計・現場監理を初めて全てを担当したは、
私の原点となる住まい。
完成後も、ご家族を含めてお付き合いをさせていただきましたが、
かつての二世帯住宅からこれからのご夫婦のための
有効スペースへの転換として考えられたリフォームです。
私の22年前の設計による住まいに、
新たな機能が付加されて、再び蘇りました。
まずは、L型の対面キッチンをオープンキッチンへ。
4人家族をまかなうためには、
対面キッチンのカウンターと吊り戸棚に
食堂側の上下の収納を加えた充実が必須。
しかし、子供達が巣立った今は、
囲まれたL型よりも、食堂側へひらき、
さらに、サンルームパティオへと連続する動線が求められます。
また、L型キッチンからオープンへ変えることで、
余裕のできた動線には、
新たにアイランドカウンターを追加。
これにより、より自由度の高いキッチンとなります。
このアイランドカウンターは、
必要に応じた棚設計をした造作キャビネットの上に、
キッチンメーカーのカウンターを載せて、
全体の素材感を揃えています。
さらに、背面の食器棚も引き出しタイプや
スイングアップ扉にして、
オープンキッチンに合わせた収納形式も変更。
床には床暖房を敷設して、
足元対策もバッチリです。
22年前の米杉の無垢板厚さ10cmの食堂テーブルも、
表面をサンダー掛けし、ウレタン塗装をし直して、
樹齢600年以上の見事な木目を浮き立たせております。
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