在来木造の屋根裏は宝の山。
投稿日:2011年01月26日水曜日 06時32分53秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: リフォーム設計
さて、リフォームによる構造補強について
基礎や躯体の柱・梁についてお話ししてきましたが、
空間的な話の方へ、話題を移していきたいと思います。
リフォームは、限られたスペースを有効に使い込み、
広がりや光のみちを取り出さなければなりません。
こうした中で、これまで使用されず、
住まい手に見向きもされなかった、
そんな貴重な空間が埋もれている所があります。
それが天井裏、
つまり屋根の躯体を構成している小屋裏です。
リフォームのために天井を剥がしてみると、
そこには、その住まいの歴史が刻み込まれております。
まず、目にはいるのが梵天、
上棟式の時に小屋裏に置かれる神様の祭場の象徴ですが、
ここにはその年月日が記されていて、往事を忍ばせます。
さらに、屋根を支える小屋組には
当時の棟梁の創意の跡が伺えます。
リフォームでは、それに光を当ててあげることで、
空間がより豊かに変貌させることができます。
天井を上げると共に、こうした小屋組を露出させて
インテリアの一部として扱うことで、
勾配天井のアクセントとすることができるわけですね。
さらに、トップライトを設置すれば
そこに文字通り光が当てられて、
一層効果的な演出をおこなうことができます。
これまで、縁の下ならぬ、天の上から
住まいを覆い包んできた部分は
意外に気づかないスペースです。
リフォームをお考えの方は、
ひとつ天井裏を覗いてみてはいかがでしょうか。
きっと、新しい出会いができること請け合いです。
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・・・どうも、ありがとうございました。
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