静岡県産杉材Jパネルスリットという加工品。
投稿日:2017年01月16日月曜日 14時35分25秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: リフォーム設計
Jパネルという名称で知られる国産杉材による
構造用3層クロスパネル。
私もこのJパネルを柱の間に落とし込んだり、
床梁の間や野地に使用した落とし込み工法による
住宅を設計しております。
ちなみに、全国に三工場(静岡県,鳥取県,徳島県)の
生産工場があますが、
私は地域柄、静岡の丸天星工業を利用しております。
http://marutenboshi.com/
以前、丸天星工業さんといろいろな話をする中で、
このJパネルにNCルーターでスリット処理をされた
サンプルがあり、それに興味を持っておりました。
那須高原の保養所のリノベーションにあたり、
これを活用して、室内の雰囲気を一新しようと試みました。
リノベーションというと、既存の内装材を一旦撤去して
そこに、新たな機能や用途を与えるのが普通ですが、
これでと、それなりのコストが掛かってしまいます。
今回は、内装がさほど古くなっているわけではなく、
これを残しながら、内部空間のイメージを
生まれ変わらせるために、このJパネルにスリット加工した
Jパネルスリットt36×910×1820を壁や間仕切りに活用。
既存の壁の上に、屏風のように角度を付けて張り付け、
その上部に、LEDの間接照明を入れております。
また、ソファコーナーには同様の杉構造材による
フレームでコーナーを仕切り、その間仕切り壁にも。
食堂では、Jパネルスリットを
片面の壁に取り付けただけですが、
Jパネルで製作したテーブルとの相乗効果で、
木質感溢れる空間に生まれ変わっています。
和室では、壁側には屏風のように張り付け、
カウンターや床の間には、スリット部のみを取る付けています。
こちらも、杉の香りが漂う空間となっています。
このスリットの効果は、見た目の素材の厚みを感じながら、
軽さを意識する効果と共に、
表面積がアップして、より杉の芳香が立ちこめて、
五感でリノベーションを感じることができます。
※Jパネル落とし込み工法の住まいはこちら。
・国吉田物語建設プロセス
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201312/article_2.html
・池田山物語建設プロセス
http://atelier-m-architects.at.webry.info/201404/article_2.html
・『木香の家』モデルハウス
広島・呉の大之木ダイモ 商品企画住宅
http://daimo.jp/kinoie/modelhouse/4960/
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・・・どうも、ありがとうございました。
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