箱根模型1.jpg
先日、箱根町仙石原で建設中の坂茂氏設計の
木造住宅の構造見学会へ行ってきました。

この建物は、LVL(構造用単板積層材)門型フレームが、
中央の中庭を中心に放射状に林立し、
最大スパン9.6mの空間を三次元的な屋根で包み込んでいます。
箱根フレーム11.jpg
柱や梁の大部分は、75mmという小断面であり、
非常にスレンダーなユニットにより構成されています。

また、その軒先は鋭角に切り取られて、
中庭から見る軒先のラインは、1本の線となっています。
箱根フレーム21.jpg
紙管やコンテナの仮設建築から、
パリのポンピドー・センターメッツ別館。
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2724855/5736465

次々に、話題作を実践する坂氏ですが、
この住宅にも、木造建築の新しい表現が試みられていました。

構造を担当したのは、山形のシェルター。
集成材と金物による独自のコネクターシステムを開発し、
こうした木造の新しい表現を追求している会社で、
KES工法として、よく知られています。
http://www.shelter-inc.net/build/kesSystem/safety.html

やはり、木造の構造美というのは美しく、温かい。
箱根の青空から、1枚の屋根がすーっと落ちてきたような
軽快さを感じさせる建築です。
箱根軒先1.jpg

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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