T帯金物1.jpg

建物が地震にあった場合に、
その揺れによって、建物は基礎から浮き上がろうとします。

この浮き上がりが、構造躯体の破壊に繋がりますが、
それを食い止めるためには、
金物をコンクリート、つまり基礎と
強個に繋ぎ止める必要があります。
これが、ホールダウン金物と呼ばれる金物です。

直接基礎に打ち込まれた60Φのボルトと
厚み3.2mm、台座6mmのL型の金物が、
木造の柱にラグスクリューボルトで取り付けられます。

Tホールダウン1.jpg

このため、この金物の位置は、
取り付けられる柱の位置に正確にセッティングします。
また、構造計算の必要に応じて、
1/2階の壁や柱を梁を通して繋ぎ止める、
上下階や桁梁との間にも設置されます。

静岡物語2は、耐震等級2、
つまり、建築基準法で要求される耐力の1.25倍の
強度を建物に持たせる計算のため、
わずか20坪の建物に、延べ22本の
ホールダウン金物が設置されています。

Tホールダウン2.jpg