ガレージBA1.jpg

鉄骨造のガレージの上、
デッキプレートという鋼板材の上に、
打っているべきコンクリートが無かった
という信じられない状態。

しかも、そこに木造の基礎が
90cm足をかけている・・・。
42年前にこういう仕事が
まかり通っていたわけではありませんが、
何ともまぁ、開いた口がふさがらない。

地階の鉄骨は補強すべき術はなく、
イナーフレームという新たな鉄骨骨組みを
挿入して、これで支え直す方法に。

ガレージ1.jpg

以前のガレージの天井より下がりますが、
お持ちの車が入る高さは確保。
これは、もともとガレージシャッターの
上部ボックスがありましたので、
スインガー式のガレージドアにしたお陰で、
前よりも、入り口を高くしております。

はね出しベタ基礎図1.jpg
はね出しベタ基礎1.jpg

木造部は、ベタ基礎で補強すればよいのですが、
この90cm足をかけている部分は、
他と同じというわけにはいきません。

そこで、地盤に載っているベタ基礎から、
キャンティレバー(片持ち出し)で鉄筋を配筋して、
既存基礎の内側に、立ち上げ、
建物の重量が、既存基礎に伝わり
そのまま直下の鉄骨に架かる重量を、
持ち出しのベタ基礎の版で負担して、
鉄骨に架かる荷重を軽減するという
基礎補強をおこなっています。

はね出しベタ基礎説明11.jpg

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