発泡ウレタン011.jpg
浜松物語2011も造作工事大詰め。
この辺りで、建設過程のポイント部分をご紹介。

最近の私の住宅で、屋根直下の断熱材に
使用しています現場発泡ウレタンによる吹き付け。
一瞬にして100倍に発泡するウレタンが、
タル木内に充填されていきます。

ポイントは3つ。
1.天井裏のない片流れ屋根ではより効果的。
2.気密フィルムを併用する。
3.電気配線の経路やジョイントボックス配置の考慮。

私が利用しているのは、
愛知県が本社のフォーム断熱(株)さん。
ビフォーアフターでもお世話になってます。
http://www.foam.co.jp/

フォームライトSLは、熱伝導率0.034w/m.k
公庫区分Dの断熱性能。
屋根直下で160mm、天井で140mm厚で
断熱等級4を満たします(Ⅲ〜Ⅳ地域)。

ウレタン養生施工1.jpg
施工時には、周囲への飛散を押さえるため、
ビニール養生は欠かせません。
施工風景は、とても大変そうです。
ご覧のように、職人さんも発泡だらけ・・・。
施工後は、余分な部分をヘラで削ぎ落とします。

瞬時に、100倍に発泡(膨張)しますので、
しっかりとした、密な断熱層が作れます。
また、硬化後も柔らかいので、
ある程度木材の伸縮にも対応します。
この辺りが、見逃せないメリット。

発泡ウレタン電気配線1.jpg
片流れ屋根直下では、天井裏がないため、
電気配線の経路や回路のジョイントボックスなど、
タル木内で処理するか、少し野縁で天井を作るなどして、
設備への対応を考える必要があります。

この断熱材は、湿気を逃がすことができるため、
屋根直下で使用する場合には、
気密フィルムとの併用が必須となります。
でないと、野地合板裏での結露を起こす原因となります。

気密フィルム01.jpg
その上に、通気層を取っている場合は良いですが、
私の場合は、片流れ屋根全体を断熱層として、
通気を設けないことで、コストダウンをしますので、
気密フィルムは、必ず併用します。

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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