再生・欄間建具とセントラル冷暖房システム。
投稿日:2011年12月16日金曜日 05時58分38秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: 住まい設計
富士物語の冷暖房は、山武のセントラル方式。
http://www.azbil.com/jp/product/kikubari/
これにより、各室はもとより、廊下、洗面所、便所と
家中どこでも、均一な温度分布となり、
ヒートショックを防ぐことができます。
これは、冷暖房されて居室から廊下や便所に
移動したときにおこる『ヒヤッと』現象のことで、
特に、高齢者にとっては注意が必要な現象です。
全館冷暖房だから、月々の電気代は仕方ない
というわけでは決してなく、
電気代も、月平均¥12,000前後(40坪住まい)と
リーズナブルな省エネタイプ。
富士物語のような大型住宅には、
効率的なシステムといえます。
こうした効率を維持するためには、
断熱等級4という最上ランクの断熱性能が求められますが、
現在の住宅では、もはや当たり前となりつつあります。
住宅エコポイントは、この性能確保が必須です。
また、大きな庇による日射量調整、
熱伝導率のみの断熱材選択ではなく、
実際に気密性の高い施工確保の手法など、
様々な工夫が凝らされています。
家全体の空気を、ゆっくりと廻しますことが必要ですので、
通風計画が重要となり、特に建具は引き戸を基準として、
そこに、ガラリが設けられています。
このガラリには、以前の住まいの欄間や書院に
使用されていた格子を、再生して組み込み、
最新鋭の機器を、伝統の技が支えている形。
こうした工夫により、春や秋の中間期は、
家全体に風が流れる道が確保され、
機械換気に頼らない、自然通風が取り入れられます。
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