伊豆高原物語は、マンサード屋根の施工が最終段階。
設計当初は、完全なマンサード屋根でしたが、
自然公園法地域内の許可では、
マンサードは屋根とは見なされない。。。

許可担当自治体とも、模型を持参して打ち合わせをしましたが、
気持ちは分かりますが、どうにもこうにも・・・と。。。
あとは、所轄の環境省に話をあげるしか・・・、
そんなことをしても、たぶんラチはあかない。

ということで、マンサード屋根の寄せ棟部先端で
50cm以上の庇を設けて、これが原則論な訳ですが、
そこから分離する形で、2階部分を屋根で覆う二段階方式に変更。

このマンサード形状にこだわるわけは、
これが森の中の別荘であり、
建て主要望により雨水利用を考えていること。
ご覧のような敷地では、直接の雨と周囲の枝に当たって
飛散する飛沫を外壁でも受け取ろうという試み。

そのため、主屋根と2階屋根でWの雨樋を廻していましたが、
雨水利用の貯水場は設けましたが、
最終的な予算折衝で、樋は主屋根のみに。。。

紆余曲折を経て、変形マンサード屋根は、施工最終段階。
板金屋さんの加工手仕事が光る屋根、
通常は、あまり屋根は見えませんが、
ここでは、マンサード部と軒裏にその仕事がハッキリと確認できます。

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 ・・・どうも、ありがとうございました。

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