琉球赤瓦屋根施工プロセス1・原因
投稿日:2016年03月19日土曜日 00時36分47秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: 波照間島
今回の宮里家のリフォームの発端となった赤瓦屋根の雨漏り。
「雨も土も降る家」
http://asahi.co.jp/beforeafter/d00170dlfa.html
今回、沖縄の伝統的な古民家の
琉球赤瓦の葺き替えという貴重な体験を、
その施工記録として残しておこうと思います。
昔ながらの土葺きによる赤瓦葺きの屋根から、
その土やしっくいを栄養にして、成長した植物、
マダガスカル産のきんちょうという多肉植物が原因でした。
マダガスカル産というのは驚きでしたが、
沖縄・最南端の波照間島、その場所柄ということでしょうか。
この土葺きでは、しっくいの劣化が大敵。
そのため、劣化したしっくいを
さらに、しっくいで塗り固めていきますので、
古い赤瓦ほど、しっくいの部分が多くなり、
だんだん赤瓦が埋まっていくという状況になります。
そのメンテナンスを怠ると、
しっくいが風化した割れ目から、
雨が侵入して、植物が根を張るという事態になります。
しかし、このメンテナンスはやはり
大変な労力と費用がかかりそうです。
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・・・どうも、ありがとうございました。
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