畳下収納は上げる・引き出すを使い分け
投稿日:2017年04月22日土曜日 07時39分24秒
投稿者:アトリエMアーキテクツ カテゴリー: リフォーム設計
広間の中に畳コーナーを創る場合、
床とフラットにするより、上げる方が多い。
一見、バリアフリーに反するように見えますが、
上がっている方が、そこに腰掛けることができますし、
他の空間との視線の流れも良くなります。
小上がり的な感覚の畳の間では、
大体30~40cm程度上げることが多いですが、
その結果として、天井高さが2.1m程度となり、
落ち着いた、籠もり感のある空間となります。
これが、心地よさを産み出します。
しかし、そこは住まい。
雑多のモノ、来客用の毛布など、
収納スペースとしての活用も求められます。
一番使いやすいのは、引き出すタイプの収納ですが、
畳の間の配置によっては、その部分も限られます。
そこで、引き出し収納と畳を上げる収納を併用し、
普段使いと必要時に、分けて活用します。
まずは、テーブルと併用するL型構成。
窓側を畳敷き収納として、
テーブル側を引き出し収納として活用。
次は、部屋形式の畳の間。
入り口側の1箇所しか引き出せないために、
奧に三連連結引き出しをズルズルと。
残りの6マス分は、畳を上げて収納。
この畳を上げる収納方式では、仕切り板に
60Φ程度の穴を2箇所ずつ開けて、
内部の空気が流れるようにして、
湿気の停滞を防ぐようにしておきます。
堀座畳コーナーのように凹字型に畳を配して、
そこに持ち込みのテーブルを置くということも可能です。
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